13、社長室 イヌイ、デスクの陰でうずくまっていた九堂を見つける。
イヌイ 「九堂! これはどういうことだ!?」
九堂 「ボクじゃない! ボクじゃないんだ!」
イヌイ 「おい! 泣いてたらどうすればいいかわからないだろ!」
九堂がある点を指差す。
九堂 「サイバラスに・・・・・このビルを乗っ取られたんだ」
イヌイ 「サイバラス!?」
九堂、軽く錯乱。
九堂 「ネットワークにウィルスが入り込んで・・・・・情報データを侵食して増えるんだ!
そして・・・・・電送機を使って現実世界に出てきた!」
そこへ飛び込む小型サイバラス。
イヌイが素早く打ち落とす。
イヌイ 「これがコンピュータ・ウィルス!?」
九堂 「電送機が再構成する分子データを改ざんして、自分を現実に実体化させて
いるんだ・・・・・」
ハラ 「(OFF)ウワアアア!」
立ち上がるイヌイ。
電送機の設置室に続く、隠し扉にパスワードを打ち込み、開けようと試みる。
九堂 「何する気だ?」
イヌイ 「あの蟲は電送機を通じて増え続けている! もしビルの外にでも逃げ出したら・・・・・。
電送機を壊す!」
九堂 「待て! そんなことさせない!」
イヌイに掴みかかる九堂。
九堂 「あれはボクの最高の芸術品だぞ!」
イヌイ 「LEADが守るのは機械じゃない! 人の命だ!」
九堂を振り払い、高速のパスワード打ちを続けるイヌイ。
何十回目かでパスワードが適合。
隠し扉が開き、部屋中に蠢く小型サイバラスと共に、電送機が現れる。
ショットをハイパーレンジに、そのコアを狙う。
が、突如、無数のサイバラスが電送機に向かって集まり始めた。
ハラ 「何だ・・・・・?」
リオ 「急に大人しくなった・・・・・」
ハラとリオも解放される。
14、ビル内・吹き抜けの中階 二体のセーラと格闘するヒダカ。
肩の傷もあり、追い詰められる。
ヒダカ 「ん・・・・・そうだ・・・・・おい、飲み物をくれないか? 少し疲れちまったよ」
設定上、ドリンクを差し出すセーラA。
それを手にしたヒダカ、瞬時に振り向き、
背後で指レーザーを放とうとしているセーラBの腕にかける。
セーラB「ガピ・・・・・」
照準がわずかにそれ、セーラAに命中。
AがBを敵と認識、2体は組み合ったままもんどりうって
階下へ・・・・・。
上を見上げるヒダカ。
15、最上階 逆電送、量子化ノイズになり次々消えていくサイバラス。
イヌイ 「これは・・・・・!?」
九堂、デスクのパソコンを見ると、
九堂 「ウィルスたちのデータが電送機に集中している・・・・・ああ、
このままじゃ限界値だ!」
電送機がスパークし、その衝撃に弾き飛ばされるイヌイと九堂。
16、九堂ビル外 電送機から放たれたカドニウム光線はビルを貫通し、ビル外に放射される。
現れる量子化ノイズ――


―そして
巨大サイバラスが具現化した。
その眼が発光すると、周囲の電灯が爆発する。
九堂ビルに迫るサイバラス。
17、九堂ビル内・最上階 ハラ 「アイツ・・・・・こっちにくっぞ!」
九堂 「死ぬのは嫌だァ!」
リオ 「でも、今から下に降りても・・・・・間に合わない!」
イヌイ 「いや、あれを、電送機を使えば、一瞬で地上に行ける」
ハラ 「イヨシ、ワン公、よく気づいた!」
イヌイ 「でも、誰かが操作のために残らないと・・・・・」
なぜか視線を集める九堂。
九堂 「オイ! ボクは逃げるぞ! ボクは・・・・・」
ヒダカ 「(OFF)僕がやろう」
ヒダカが現れる。
ハラ 「大将―――!」
ヒダカ 「時間が無い。早くしよう」
× × ×
電送機の基盤から離れるイヌイ。
イヌイ 「これであとは起動ボタンを押すだけです」
ヒダカ 「了解」
起動する電送機。
並ぶリオ達にカドニウム光線が照射され、その姿が
量子化ノイズに変わり始める。
リオ 「隊長、早くこっちへ!」
その伸ばされた手が、消える。
18、1階 電送されたリオ達、1階に到着する。
ガラスを通して、接近する巨大なサイバラス。
パス・カードで自動ドアを開けた九堂。
イヌイ 「早く! ナナセ隊員!」
迷いながらも、走り出すリオ。
19、九堂ビル外 激走、ビルから離れるリオ達。
サイバラスは九堂ビルに迫る。
20、最上階 ヒダカ、ブレイズタイマーを手にするが、
撃たれた肩に痛みが走り、落としてしまう。
21、ビル外 サイバラスの眼が光る。
リオ 「隊長!」
1階から順に、爆発する九堂ビル。
電送機も木っ端微塵に・・・・・
空を見上げるリオ達、その彼方から―――
ファイア「シュワッ!」
ウルトラマンファイアが飛来する。
滑空してサイバラスに飛び掛るファイア。
1、2、3、サイバラスの牙の攻撃をいなす。
ガッチリ、牙と組み合い、そのまま空中に持ち上げる。
が、長い尻尾が頭上から、ファイアに巻き付く。
ファイア「ドオッ!」
締め上げられるファイアを見つめるリオ達。
牙が首を絞める。
カラータイマーが赤に変わり、ファイア、
Burst Limitに。
その体が赤く発熱し、湯気が上がりだす。
その熱に耐えられず、サイバラスの締め付けが弱まる。
逆にその尻尾をつかんで、
ジャイアント・スウィングでサイバラスを放るファイア。
落ちた所にソルゼウム光線一閃―――サイバラス、爆散。空へ去るファイア。
× × ×
その場にへたり込む九堂。
九堂 「ボ・・・・・ボクのビルがァ・・・・・」
半壊した九堂ビル―――そこから―――
ヒダカ 「オーイ!」
ハラ 「大将!」
リオ 「さすが・・・・・隊長!」
22、LEAD基地/特専ルーム 面々がコーヒーを飲んでいる。
リオ 「それで、九堂社長はその後・・・・・?」
ヒダカ 「ああ、怪獣退治の協力者として感謝状を贈っておいた」
23、九堂ビル跡地 記者 「はい、笑ってください」
取材を受けている九堂、感謝状を手に、苦笑いを浮かべる。
後ろでは半壊したビルの修復作業が行われている。
24、特専ルーム ヒダカ、リオ、ハラ、コーヒーを手に談笑。
ヒダカ 「結局・・・・・あいつを送り込んだ『サイバラス』ってのは、何者だったんだ?」
一人コンピュータをいじっていたイヌイ。
イヌイ 「そのコンピュータウィルスが、『サイバラス』だったんスよ」
ヒダカ+リオ+ハラ
「え!?」
イヌイ 「ちょうど病気のウィルスがワクチンに対抗して変異するように、コイツは
セキュリティに対抗するための自己進化プログラムを組み込まれていた。
その自己進化を繰り返しているうち、何かの拍子に・・・・・知能を手に入れ、
遂には世界征服まで企てた―――」
リオ 「自我を持った・・・・・知生体コンピュータ・ウィルス」
ハラ 「機械のくせに、人間様に歯向かうとはね」
ヒダカ 「でも、もともとのサイバラスを作ったのは人間だろ?」
リオ 「なら、真の犯人はその作成者! それを見つけない限り
また同じことが起きちゃいますよ!」
ゆっくりと、モニター画面を見つめるイヌイ。
イヌイ 「無謀っスよ・・・・・。この画面の向こうに、
一体どれだけの敵が潜んでいるのか―――」
《 以下次回 》
〈登場怪獣〉
電脳寄生虫 サイバラス
自己進化したコンピュータ・ウィルスが、物質電送機を使って現実世界に実体化した姿。
あらゆるデータを取り込んで自分のデータに書き換えて増える。
当初は電送機の使用範囲である九堂ビル内で小規模な実体化にとどまっていたが、
電送機のシステムを書き換えて外部に巨大実体化した。
名前は「サイバー」を「バラす(壊す)」から。
〈もとネタ)
九堂 …「電光超人グリッドマン」藤(とう=10)堂武史から1足りない⇒9
カドニウム光線…怪奇大作戦第24話「京都買います」物質電送
今回の話はよくある「密室脱出モノ」+「コンピュータ反乱モノ」。
パワードの「侵略回路」が近いかも。
トンデモ装置=物質電送機も出している分、広げようと思えば
どうとでもなる話ですが尺を27分とするとコレ位かと。
本当はビルの仕掛けを増やしたりコンピュータ・ワールドで戦ったりしてもいいかなー
と思いましたが、そこはハイパー・エージェントと役割分担で。
空想特撮シリーズ
ウルトラマンファイア
パラサイト・タワー
登場人物
ヒダカ・マコト
ナナセ・リオ
ハラ・カツヒコ
イヌイ・ケイスケ
九堂 高志(くどう たかし)・・・・・九堂コミュニケーションズ社長
全自動番犬システム アンドロイド・セーラ(A/B)
電脳寄生虫サイバラス
ウルトラマンファイア
「ウルトラQ 空想特撮シリーズ」




1、 九堂コミニケーションズビル・全景 
天高くそびえ立つ超高層ビル。
イヌイ 「(OFF)地上300m、全システムが最新コンピュータで
管理されている。まさにバベルの塔っスよ」
2、 ビル内・展望ロビー 展望ガラスからの風景に、まじまじと見入ってい
るリオ。
ハラ 「ところで、俺達をここに招待したお前の友達、九堂っ
てのは何処さいるんだよ?」
イヌイ 「友達じゃなくて只の腐れ縁っス。あっちから一方的に
呼びつけたわけで」
と、ヒダカ、背後に気配を感じてふりむく。
そこには大変美しいメイド姿の女性。

女性「ワタシ、
アンドロイド・セーラ デス」
ドリンクを差し出す。
ヒダカ 「こりゃどうも」
そこへ、
九堂 「(OFF)ようこそ特専の皆さん」
何処からともなく声。
と、大型スクリーンから量子化ノイズが現れ、
黒縁眼鏡にモヤシのような細身、
九堂(くどう)社長の姿が徐々に具現化する。
九堂 「ボクがこの、九堂コミュニケーション社長、
九堂高志だ」
3、タイトル 「ウルトラマンファイア」

「パラサイト・タワー」

(F・I) クレジット・タイトル―― (F・O)
「電脳寄生虫サイバラス 登場」
4、 社長室・扉の前 九堂がパスワードを打ち込むと、セキュリティが解除され、
社長室の壁がするするとスライドして消えていく。
5、物質電送機安置室 そこにあったのは、リングを重ねたような奇妙な機械。
九堂 「さっきのデモンストレーションで見てもらったように、
これが全ての物質を自由に移動できる
物質電送機だ。このボクが作った」
ヒダカ 「物質電送機?」
イヌイ 「(苦々しい顔で)物質を信号データに変換して、コンピュータネットワークを
通して別の場所へ転移させる装置っスよ。理論的には」
九堂、自らに恍惚としている。
九堂 「天高く聳えるタワー、完全無欠のコンピュータシステム.
それだけでボクは満足しない。それではどこぞの
防衛隊と同レベルだからね」
軽くイヌイらに目配せをする。
九堂 「しかしこの物質電送機が世界に革命を起こす。
もう車も船も飛行機も必要ない。ボクらはただスクリーンの
前に座っていればいいんだ」
リオ 「その・・・・・電送機は何でも送れるんですか」
九堂 「そう、何でも。今は試験中だから、このビル内でしか行き来できないが、
実用化されたらLEADもこれで出動すればいい。サイバー防衛隊だ」
リオ 「サイバー・・・・・」
九堂 「その気になれば怪獣だって―――ハッハッハ・・・・・」
5、 エレベーター 帰り足の特専の一同。
ハラ 「胸糞悪ィ。結局自慢を聞くためだけに来たみてェだ」
イヌイ 「昔から性格の曲がった奴だったからなァ。前に自分に負けたことを
まだ根に持ってるんスよ」
6、 社長室 九堂 「ああスッキリした。これでイヌイも、ボクがナンバー
ワンだと分かっただろう・・・・・」
自分のパソコンを確認すると、メールの着信を知らせている。
九堂 「メール? 誰からだ・・・・・」
「差出人・サイバラス」とあり、クリックすると
―――
九堂 「サイバラス!?」
パソコンに次々開くウィンドウ。セキュリティウォール解除・・・・・
・・・・・パサ=ルート解放・・・・・プログラム始動・・・・・
セカイセイフク、セカイセイフク、セカイセイフク・・・・・
7、 エレベーター ガクン、と急停止するエレベーター。
ハラ 「っ痛、急になんだ!?」
次の瞬間、急速に下降するエレベーター。
特専 「うわあああ・・・・・!」
40階・・・・・30階・・・・・みるみる下がる。
ハラ 「これもデモンストレーションなのか!?」
リオ 「このままじゃ地面に激突する!」
イヌイ、とっさにカードシーバーとエレベーター
の基盤を接続し、信号を打ち込む。
7階・・・・・3・・・・・2・・・・・
1階に着く途中安全装置が作動し、扉が開く。
8、 1階エントランス コンピュータが制御不能になり、従業員達も戸惑っている。
リオ 「だめです。出入り口の自動ドアが開きません」
イヌイ 「セキュリティが作動しているんだ」
ハラ 「これもあのメガネ社長の仕業なのかよ!?」
力任せに自動ドアを押すハラ、が、ドアに電撃が走る。
ハラ 「(感電)!!!!!」
イヌイ 「でも・・・・・防犯システムにしては大袈裟すぎる!」
シュウウ・・・・・
天井から染み出す白煙。
それを吸った従業員達、あっという間に眠ってしまう。
ヒダカ 「睡眠ガス!」
ハラ 「これが完璧な防犯装置だってのか・・・・・ビビビ・・・・・」
まだシビレている。
白煙に包まれる特専。
× × ×
換気ダクトが白煙を吸いだしていく。
シーバーに「空気レベル正常」の表示。
リオ 「もうボンベ無しでも平気です」
咥えていた小型酸素カプセルをベルトボックスに戻す。
ヒダカ 「どうやら僕らを外に出してくれなさそうだ」
ハラ 「(イヌイの首ねっこをつかみ)オイ! あいつァ何考えてんだ!」
イヌイ 「自分に聞かれても知らないっスよ!」
天井を見上げて
イヌイ 「本人に聞かないと―――!」
彼らの背後に、量子化ノイズが集まっている。
何かが電送されてきていた―――
9、 エレベーター前 先ほどのショックで、ウンとも動かないエレベーター。
ヒダカ 「屋上までは、歩いていくしかないな」
ハラ 「ヒエエ! 上まで何回あると思ってんだ!」
イヌイ 「だから自分に当たらないでくださいよっ!」
リオ 「あっちに非常階段があります!」
ヒダカ 「よし、いくぞ!」
パシュッ!
ヒダカの足元に撃ち込まれたレーザー。
振り向くと、屋上にいたアンドロイド・セーラがいた。
どうやらその指先からレーザーを放ったらしい。
特専 「!」
そのか細い指が、ヒダカ達を狙う。
ヒダカ 「・・・・・急げ!」
レーザーをかいくぐり、非常階段に逃げ込む特専。
10、非常階段 十階程一気に上って来た特専。
皆息を切らせている。
ハラ 「オカシイ、オカシイぜこの建物!」
リオ 「私も・・・・・そう思います」
ヒダカ 「どうだ?」
シーバーを開いているイヌイ。
イヌイ 「やっぱり・・・・・外とは通信できないっス。このビルから
強力な妨害電波・・・・・このテッペンから」
ヒダカ 「テッペンか・・・・・」
ハラ 「ハア・・・・・でもちっと休ませてくれよう。喉も渇いたし
・・・・・」
ハラの前に差し出されるドリンク。
ハラ 「おう、気が利くな優等生」
リオ 「え!? 私何もしてませんよ」
ハラ 「!?」
そこに、セーラが電送されてくる。
ハラ 「なんでここに!」
ヒダカ 「どこに逃げてもお見通しってことか」
イヌイ 「電送移動だ!」
その装甲に、ビームが放たれる。
オーヴァル・ショットを構えるヒダカ。
リオ 「隊長!」
ヒダカ 「先に行って出口を探していてくれないか?」
その意を汲み取った3人、
イヌイ 「行こう!」
ヒダカを残し、上階へと走る。
ハラ 「大将、ホラ!」
自分のショットをヒダカに投げ渡す。
階段を上る3人を狙うセーラ。
ヒダカ 「おっと、こっちにもいるぜ」
2丁を連射、しかし、セーラの装甲は思ったより頑丈で、
メイド服を焦がすにとどまった。
ヒダカ 「ウン・・・・・こりゃまいったな」
パシュン!
背後から右肩を撃たれるヒダカ。
ヒダカ 「双子かよ・・・・・」
もう1体(B)が電送されてきた。
11、九堂ビル付近 その外では、街灯や信号機、あらゆる電気製品が放電し、
独りでに爆発していた。
そして、人々が見上げる先では、
九堂ビルの最上階が強烈な電光を放っている。
12、非常階段・最上階 非常階段と最上階は防火扉で画されている。
ハラ 「ダメだ。全然ビクともしねェ」
リオ 「イヌイ隊員? 何を?」
イヌイ 「ショットのバッテリーパックを・・・・・こう繋いで・・・・・
よし、即席の時限爆弾っスよ! 離れて!」
扉に取り付け、イヌイ達は身を隠す。
ドン!
爆音と共に、煙が上がる。
リオ 「ゴホゴホ・・・・・さすが武器についてはプロですね」
イヌイ 「当然!」
煙の中、最上階に入るリオ達。
その足元で、何かが蠢いている。
リオ 「?」
その顔面に、奇怪な虫型の生物が飛び込んでくる!
リオ 「キャア!」
何とか振り払う。
爆煙が消えると、最上階の天井、床、壁、至るところに50センチ程の蟲、
電脳寄生虫サイバラスが取り付いていた!

ハラ 「ひ、ひええ!」
リオ 「蟲! 蟲ですよこれェェ!」
イヌイ 「そうだ九堂・・・・・九堂はどこに・・・・・!?」
ガサガサガサ・・・・・
3人を見つけた小型サイバラス、一気に迫ってくる。
リオ 「嫌っ!」
顔を背けるリオ。
しかし全く見ていないわりには
狙ったようにショットで次々とサイバラスを撃ち倒していく。
ハラ 「よし、俺も!」
が、腰にショットがない。
ハラ 「しまった! 大将のとこだ・・・・・」
瞬く間にサイバラスに囲まれるリオとハラ。
⇒Bパートにつづく