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マーミット様製「怪獣天国 ゲハラ(ダメージVer.)

deha-d

マーミット様から、
ゲハラが頭部新規造型&新規彩色で
防衛隊の攻撃でケチョンケチョンにされた後の姿が登場!

着ぐるみの段階から素肌のカラーについて
まったく指定していなかったので、
こうした配色もなかなか新鮮です。

赤鬼みたいでうまく恐竜っぽさと妖怪っぽさを中和してるかも。

注目は頭部のディティールアップ。
この眼下のトゲ列が原型どおりに再現されてます。
geha-d3
比較用に現物の生首。
geha-d4
毛に隠れると絶対見えないのに
デザイン通り作りこんでくださったことに改めて感謝です。
実は「毛」さえ、どけておけば真面目な怪獣の彫込みになっているという隠れたこだわりを。
そうなるとアイデンティティが消滅するのですがw

そして個人的に推しなのが
geha-d2
この中指の曲がり具合。

スーツ(着ぐるみ)着脱のときに、
手袋がしこまれている前脚からアクターさんを脱がしにかかるときに
この部分を抑えるのですが、
その繰り返しのせいかなんなのか、
geha-d2
この中指だけ微妙に外反母趾風に曲がっていたのです。

そのカンジをフィギュアで再現されるとは!!


受注は
マーミット様HPより 締切:10月31日当日消印有効とのこと!

【リンク】マーミットHP


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【コラム】初恋コンプレックス

作品として、

「ウルトラマン」は文句ないし、
「ウルトラマンティガ」もよかった。
「ウルトラマンG」は原典。

一方、
「ウルトラマンネクサス」は中盤惰性視聴になってしまい、
「ウルトラマンメビウス」は往年ゲスト(と音楽)を退いちゃうと、…だった。

これは私個人の好み。
おそらく「ヒーロー、ヒーロー」して人間ドラマしてるのより
怪奇事件を追ってその先に怪獣が出て・・・というSF展開フォーマットを好むらしい。

さらに掘り下げると、
「初代」コンプレックスにより、
「ウルトラマンはこうあるべき(だった)」的なフォーマットスケールが
自分の中にあって、そこから外れると多少厳しい評価を付けるらしい。

※ ※ ※ ※ ※

この「私の好きな○○は」「こうあるべき」「ですよ」的な講釈は
多くの人間がもっているだろうなと思うけれど、

どうやらその尺度は
その対象とのファースト・コンタクト
/一番最初に(物心的に)見た聞いた作品に影響される度合いが大きいのではないか。

特に「こうでなくっちゃ」モードを発動させるのは男性に多いように感じる。


「恋愛」について
女性はどんどん上書き保存して更新していくけど
男性は過去の記録をフォルダごとに仕分けして保存し続けるらしい。

これを「好きなもの」に置き換えると、
男性がいつまでも
「これ『が』好きだったんだよ!」
「だから○○とは、△△なのさ!!!」
とコダワリを持ち続けるのもわかるような気もする。

初恋に似た相手を好きになり続けるのである。

まあ別に男に限った話でもないけれど。

※ ※ ※ ※ ※


どちらにせよ、原典の与える束縛力は思いのほか強い。

「仮面ライダーディケイド」はそこん所「パラレル」でうまく回避したな、とも思う。
「ゲハラ」では「こうでなくっちゃ感」は
デザイン的に(映画系)ピン怪獣=2足恐竜型、という形で出てしまったのである。
ここを崩しちゃ成り立たない、というような固定?観念が。


はたしてそれが「伝統尊重」として生きるのか
創作の幅を狭めるのか善し悪しは判断しづらいけど、

いまだにウルトラマンゼロのデザインに納得し切れない
自分がいるのでした。
(セブンの息子、と名乗ってなかったら違ったか・・・?)

[ 2009/10/17 22:29 ] 怪獣 空想怪獣論 | TB(0) | CM(0)

ゲハラDVD発売

みうらじゅんさんの脚本草稿をはじめて読んだとき、

「ああ、こんなシーンあったよな」
「あの場面は忘れられない」

場面の文章。

計算したパロディではなく、およそ純粋に
「今みれないんだから、見たいんだよな。衝動的に」
といった特撮映画への欲求不満があったのだと思う。


「サンダーバード」でセット周りが心配になるほど爆破が起きたり、
「ウルトラマンA」で超獣が三枚におろされたり、
「ゴジラ(1954)」の「画」に身震いしたりしていると、

なんだってCGというのにも飽きてきた所。

なぜって、「特撮」ものでは最先端かもしれないけど、
私達の世代は「アニメ」「ゲーム」で死ぬほど「迫力のある」CGを見続けてきているから、
ウルトラマンがぐるぐる回ってもあまり驚きはしないらしい。


映像プラス#7田口監督のインタビュー記事
「着ぐるみだってわかると萎えるらしいんですけど、僕はCGだとわかっちゃうと萎える」

「萎える」同感。
一種、現実にない話を見るとき、「萎え」て現実に引き戻されると致命的。

ハリウッドばりのキングコングの毛一本一本までリアルに再現できるなら、
CG特撮もあり。
ただ、現実的に日本で全編そこまでのレベルに行った品があるかというと疑問。

まだあの暗さや、シワや、ホコリを再現しきれていないからね。


喜多川さん(スーツアクター)/撮影現場にて
「CGか特撮かとどっちかじゃなくて、うまく使いわけてけばいい」

かつて動きが制限されていた着ぐるみも、技術の進歩で
「FW」のころにはあそこまでアクションができるものになったそうだ。

果たして、技術の進歩はどんな怪獣を作るか。


そして、シリーズ物は
「心機一転」と「原点回帰」の両サイドにふれる。
ウルトラマンしかり、ライダーしかり。
そして一枚看板系怪獣映画も。

ただ、街中で戦える戦隊・ライダーと違って
フルセットを毎回ブッ壊しては作り、フッ飛ばしては組みなおす怪獣物が
(このご時勢もあり)どれだけ製作にテマヒマカネが掛かるのかを

その中でビルを並べたり山をつくったりしながら
横で目の当たりにした。


でも、また、新しいビル崩しが見たいからなあ。
できるなら、また、創りたいなあ。

今回は「原点回帰」のほうに
おもいっきりふって、次の新しい物へのはずみをつける、
それまでの欲求不満を込めに込めた怪獣映画だと思うのです。


 ←ガメートVS電人アロー!みうらじゅんさんのコラムの111回がゲハラ。

 ←田口監督インタビュー&海外映画祭情報




すたちゃ!!!

ある日曜日

夜中にふとTVをつけても何かしらアニメをやってるのが
都会のいいところ。

が、


声優さんのCDとアニメDVDのCMにはさまれて

ゲハラのCM。

この違和感!場違い感!まさに神出鬼没!

すごいぜすたちゃ!やったぜすたちゃ!!

キングレコード様、ありがとうございます。


と、それだけで終わらず

天下の あの

堀江由衣の天使のたまご(ラジオ/文化放送)にて

ラジオCM出現!

(⇒にこにこ動画の本編にリンク)

びっくりすたちゃ!やっぱりすたちゃ!!


人類の毛髪をかけた・・・・・!?

天光戦隊セイテンジャー/仮面ライダー∞ボーン

新ヒーロー あらわる!!


   天光戦隊セイテンジャー

seitenred

この世のはじまりとおわりの全てが書いてあるという
“マスターレコード”という本が2つにわかれて、
片方は地獄の一番底に住んでいた悪魔、 ディガンマ の手にわたってしまう。

ディガンマは、マスターレコードのページから
世界の神話や物語で語られている怪人たち、“ ヒール ”を
呼び出して地上の世界をおそってきた。

その時、もう片方のマスターレコードに書き残された伝説の神々の力をかりて、

天気のパワーをもった5人の戦士があらわれる!

その名は、天光戦隊 セイテンジャー !

すべての怪人・怪物をページにもどし、マスターレコードを復活させることができるのか!?

※天候⇒てんこう⇒天光


仮面ライダー∞ボーン

化石発掘隊がまよいこんだ洞窟には、奇怪な遺伝子を持った古代昆虫が生息していた。
襲われた発掘隊の人々は、突然変異を起こし“超遺伝子人 ギメラ”と化してしまう。
彼等は全員殺害されたはずだったが・・・?

数年後、人間と古代生物の遺伝子をもったギメラが、各地で暗躍をはじめた。
立ちはだかる仮面の男、仮面ライダー 「ボーン」!

bone


ギメラ遺伝子を封じ込めたカプセル、“奇石” をベルトがかみつき変身・進化!

C=Crasher【クラッシャー】 T-REXの巨大なアゴでかみつき、敵の奇石をとりだすぞ。
T=Thunder【サンダー】 サーベルタイガーのキバを剣にしてたたかうぞ。
A=Armer【アーマー】 アノマロカリスの体が盾になり攻撃をふせぐぞ。
G=Gunner【ガンナー】 トリケラトプスのツノ型の銃で攻撃するぞ。

彼は何者か、そして人類とギメラの進化のゆくえは?


2010年 そのうち 放映開始予定


※某マガジン風。
※C、T、A、Gとは遺伝子の塩基。
[ 2009/10/02 07:33 ] スーパーHEROタイム | TB(0) | CM(0)

次回予告

来週の・・・・・ ウルトラマンファイア は

          炎が消える日
                          
             お送りします


超人間 ケムール人 登場。

激しい戦いの末、ウルトラマンファイアは限界の刻を迎えようとしていた。
そして始まる史上最大の侵略。
2億年前の海底隕石から最強の怪獣が蘇る。

来週のウルトラマンファイアをご期待下さい。

提供は、鷹見作品工業株式会社でございました。

液体宇宙人 デラ星人

液体宇宙人 デラ星人

alian dera

ウルトラマンF 第10話「超人間の伝言」に登場。

母星の環境破壊が進み、自らの体内溶液にも汚染が及んだため、
地球人の生体水分により浄化しようとやってきた。
特殊な液体を人間に飲ませることで液体人間に変える。

体を自由に液体化でき、水分を取り込めば巨大化もできる。
汚染体液をそのまま酸性液として吐き出す。

何かデラデラしてるからデラ星人。
デザインベースはカンブリア紀・バージェスモンスターの
オドントグリフス。少しエイで微調整。

バランスがいろいろオカシイのは
液体⇒個体⇒液体・・・を繰り返しているうちに
形状記憶がだんだん崩れてしまったからなのです。

#10 超人間の伝言 (Bパート)

←Aパート

18、駅   
                           
イヌイ 「ヒダカさん! ヒダカさん!」
       倒れているヒダカを起こすイヌイ。

イヌイ 「シーバーの危険信号が出て、ソードでとんで来たんスよ」
ヒダカ 「はは・・・・・心配かけたな・・・・・すぐ立てるさ」

       しかし、体の自由が利かない。

10-6

       ブレイズタイマーにそのエネルギーの殆どを封じている
       ウルトラマンファイアにとって、タイマーは分身そのものであり、
       ヒダカは、これを失うと自由に動けなくなるほど疲労するのだ。

ヒダカ 「(胸を探って)ブレイズタイマー! そうか、あの時・・・・・」

       みぞおちを押さえながら、リオが現れる。

リオ  「隊長・・・・・ハラ隊員が・・・・・」

19、林の中の湖(夜)                       

       湖に身を隠すUFO。

20、UFO内                           

10-7

       広いドームのような室内。
       中央に水の球体が浮いている。
       液体人間から、新参の人間達に小さなドリンクが渡される。

液体人間女
     「これで私達のように、窮屈な肉体を捨て、私達のように自由な体へ進化できるわ」

       ハラにも鹿嶋からドリンクが手渡される。

鹿嶋  「よく来てくれたな、ハラ。超人間になれるぞ」

       黙って受け取るハラ。

21、シークレット・ロード                     

       飛ばしに飛ばすソードBLUE(ラプトルフォーム)

22、ソードBLUE内                       

       高熱を患ったようにぐったり座るヒダカ。
リオ  「隊長――ホントに大丈夫ですか・・・・・随分体が――」
ヒダカ 「ハハ・・・・・。心配ない。それより早く、僕の言ったとおりの場所に行くんだ・・・・・」

リオ  「ハラ隊員、宇宙人たちとUFOに乗りこんでいったんです。一体何をしようと――」
ヒダカ 「ハラの考え、あの性格なら・・・・・」
リオ  「(不安) なら・・・・・!?」
イヌイ 「相手の懐で、ドカーッ! とやらかすつもりっスよ!」
                                                 (O・L)

23、UFO内                           

       ドリンクを叩きつけるハラ。

鹿嶋  「!!」
ハラ  「また水になって逃げられちゃいけねえからよ。わざわざここまで出向いてきたのさ!」
       ざわつく人々。
デラ星人1
    「反乱か!?」
デラ星人2
    「消え去れ! 下等な人間め!」
       UFOの中央に安置された水の球体が光る。
ハラ  「うおっ!!」
       球体から発射されるビーム。

       間一髪、交わすハラ。

       しかしそのビームは背後にいた他の人間に当たり、
       当たった者は、体が水に変化して球体に吸い込まれてしまった。

男1  「ひいっ! き、消えた!?」
鹿嶋  「デラ星人・・・・・今のは――!?」

デラ星人1
    「我々の星は人間の生体水分を必要としている」
デラ星人2
    「我々の一部になるのが地球人にふさわしい未来、最高の進化だ」
       球体から次々とビームが照射され、人間達が吸い込まれていく。

       悲鳴、逃げ回る人々。

デラ星人2
    「その水を飲むことで我らと一体化する権利を与えられるのだ」
       ハラ、隠し持っていたオーヴァル・ショットを取り出し、射撃。

       しかし、液体化するデラ星人にはビームが効かない。
鹿嶋  「ハラ!」
ハラ  「隠れてろ! あの光線に当たったらおしまいだぞ! 
     心配すんな! 俺だって一応LEADの隊員だ!」

       デラ星人をタックルして押さえつける。
       しかし液体化し、スルリと抜け出す星人。
       逆に首を絞められる格好になるハラ。

ハラ  「ぐふぅ・・・・・」
鹿嶋  「ちくしょお! このインチキ宇宙人め!」

       鹿嶋、液体化して星人の顔にからみつく。
       苦しみもがく星人。

       そこに、

       ドゴオ!
       UFOの壁を突き破り、ソードBLUEが現れる。

イヌイ 「さあ、早く乗って! ここが浸水する前に!」
ハラ  「(安堵)おお・・・・・気が利いてるじゃねェか。帰り道どうしようかと思ってたとこだ」

24、湖                              

10-5

       急浮上するソードBLUE(タートルフォーム)。

リオ  「(OFF)デラ星人は、人間の水分を狙って人間を改造し、
     連れ去ろうとしていたんですね!?」

25、ソードBLUE内                       

イヌイ 「液状になる人間。まさに人間の常識を超えた・・・・・いや、人間でいいのかな!?」
ハラ  「おらイヌイ、窮屈だから今は変化してるが後ろに乗ってんだぞ」

       液体の塊が後部にたまっている。

ハラ  「しっかし、よく円盤の在り処がわかったなあ・・・・・」
リオ  「隊長の指示でまっすぐ来たんです。でもどうやって・・・・・」

       ヒダカがソード内にいない。

ハラ  「大将がいねェ!」                (O・L)

26、UFO内                           

       フラフラの状態で立つヒダカ。
       ソードの開けた穴から浸水し、今や爆発寸前のUFO。
デラ星人1
    「(ブレイズタイマーを持って)これを目印に探られたか」
デラ星人2
    「しかしこれがなければ本来の姿に戻れないだろう」
デラ星人1
    「我々の計画は揺らがない」
       二体のデラ星人、液状になって融合、その中にブレイズタイマーをとりこみ、
       さらに湖の水を吸い込んで巨大化していく。

       崩れるUFO内で、動きのニブいヒダカ、埋まってしまう―――

27、湖岸                             

       湖から離れ、林の中に着陸したBLUE。

28、湖  

10-8
                            
       水が引き、地肌が露になった湖底から、巨大デラ星人が立ち上がる。

10-9

29、湖岸                             

       星人は酸性の水流を吐き、木々を枯らしていく。

       森に着陸していたソードが丸見えになった。
ハラ  「やばい! 見つかったあ!」

30、ソードBLUE内                       

リオ  「あっ! FASTだ!」

31、その上空                           

       イレイザーソードREDが2機、飛んでくる。

32、サワタリ機                          

サワタリ「我々はお前を敵対的存在と認定している!
      即刻地球から立ち去らなければ攻撃を開始する!」

33、湖岸                             

       酸性水流を警告するソードに吹きかける星人。
       旋回して避ける。

アカツキ「隊長!」
サワタリ「全機、攻撃開始!」

       ソード機、マルサイト・レーザーの同時攻撃。
       しかし星人、攻撃で開いた穴も水が流れるように
       体組織が流れ込み、塞がってしまう。

34、サワタリ機                          

イザキ 「(無線/OFF)ムカイ、奴の弱点は何かないか!?」
       モニターに星人のサーモグラフィー、一点が異常の高温を示している。

       そこは星人がブレイズタイマーを取り込んでいる場所であった。

ムカイ 「!?・・・・・隊長、ここを狙ってみて下さい!」

35、湖岸                             

       星人の腰に集中砲火、たじろぐ星人。
       デラ星人の体内からブレイズタイマーがはじきとび、湖(だった場所)へと落ちていく。
アカツキ「やったか!?」
       しかし液状化、再生する星人。

36、湖                              

       落ちてくるブレイズタイマー。
       それに伸ばされる手。

37、変身シークエンス                       

hensin1

hensin2

hensin3

       ウルトラマンファイア登場。

38、湖岸                             

       焦る星人。液状化して逃げようとする。

10-10

       ファイア、一歩退いて両腕を空にかざす。
       頭上に生成される巨大な光学レンズ!

       オーバーワイド・ミラー!
       太陽光を増幅した光線を受け、乾燥・硬直する星人。
       エネルギーを消費して膝をつくファイア。

       その背後から、ソード2機が飛来、
       マルサイト・レーザーが乾燥した星人を爆破、蒸発させる。

39、サワタリ機                          

       ファイアと頷きあうサワタリ。

40、湖岸                             

       ファイア、空へ―――と立ち上がった瞬間、
       カラータイマーが異常な明滅を始める。

       ファイアの全身から立ち昇る赤い光。
       付近の木々が自然発火を始める。
       苦しみもがきだすファイア。

41、サワタリ機                          

ムカイ 「ウルトラマンの体温が急上昇しています! まるで・・・・・太陽のような・・・・・!」
サワタリ「・・・・・!? 
     (何かに気づいたように)全機、冷凍弾用意!」

42、アカツキ機                          

サワタリ「(OFF/無線)ウルトラマン上空に照準!」
アカツキ「隊長!?何を・・・・・!?」
サワタリ「(OFF/無線)説明は後だ! 急げ!」

43、湖岸                             
       もがくファイア。
       その上空に2機のソードRED。

44、サワタリ機                          

サワタリ「投下!」

45、湖岸                             

       ファイアの頭上で炸裂する冷凍弾。
       見る間に氷付けになるファイア。
       
       しかし、すぐに氷は溶けてしまう。

       と、異様な光を放っていたタイマーが通常の点滅に戻る。

       ファイア、光の粒子になって消える。

46、サワタリ機                          

サワタリ「暴走、か―――」

47、湖近く                            

リオ  「隊長!」
イヌイ 「ヒダカさん!」
       ヒダカを探していた二人、歩いてくるヒダカを見つけ、駆け寄る。
リオ  「なんでソードからいなくなったンですか!?」
ヒダカ 「定員オーバーだったからな、降りた」

イヌイ 「(呆れ)降りたって・・・・・」
リオ  「何より全員無事でよかったです」
イヌイ 「あれ? ハラ隊員は?」
リオ  「あれれ? さっきまでそこに・・・・・」

       ハラ隊員を探しに行く2人の後ろで、
       タイマーをとりだして見つめるヒダカ。

48、湖岸                             
鹿嶋  「俺は普通の人間でいることが堪らなく苦痛だった・・・・・
     だからあの宇宙人に超人間にしてもらったのさ・・・・・」
ハラ  「なに言ってんだ。俺だってただの人間だ。
     ほら(と、腹を叩く)腹だってでてるし、足だって――短けェしよ」

鹿嶋  「だがお前は立派なLEADの隊員だ・・・・・俺は普通の人間で、
     毎日同じことで過ごして・・・・・つまらなかったのさ・・・・・。
     ウルトラマンに会ったら伝えてくれよ。本当は俺もあんな力が欲しかった、と・・・・・」

       背を向ける鹿嶋、液体化してハラの前から消える。

ハラ  「鹿嶋!」

       しかし鹿嶋の姿はどこにも見えず。

ハラ  「でも俺達は人間なんだ。どんなことがあってもな」

       枯葉の揺れる草地―――
                                             (F・O)
 
                    《 以下次回 》


<オマージュのみなさん>

村田警部⇒町田警部/怪奇大作戦
行方不明者⇒友野健二、沢村/ウルトラQ「あけてくれ!」

<登場怪獣>

液体宇宙人 デラ星人

母星の環境破壊が進み、自らの体内溶液にも汚染が及んだため、
地球人の生体水分により浄化しようとやってきた。
特殊な液体を人間に飲ませることで液体人間に変える。

体を自由に液体化でき、水分を取り込めば巨大化もできる。
汚染体液をそのまま酸性液として吐き出す。

  ◆   ◆   ◆

ノリは怪奇大作戦、恐怖人間シリーズ。
「美女と液体人間」に液体人間は既出ですが、
ドロドロ人間系は説明不要で不気味なものです。
(NHKの海外ドラマで液体化する超能力少女の話があったような?)

「美女~」は未見なので
「東宝特撮DVDコレクション」で是非見てみたいと。



⇒次回予告