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次回予告

次回の
電光超人グリッドマンRE: は、

           
          「世界征服同盟」

        
              造型怪獣  ドローガー


「敵は強くないと面白くないからな・・・・・・名前は・・・・・・」
グリッドマンを倒したことを信じてもらえないトウマは、TV局のコンピュータに
侵入して新しいグリッドマンを創り出してしまう。
そしてデジタル放送を通じて怪獣とグリッドマンの戦いを発信し始めた!


次回、
 電光超人グリッドマンRE:
 「世界征服同盟」
                   お楽しみに!
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発光怪獣 ドリルズ

発光怪獣 ドリルズ

発光怪獣ドリルズ


電光超人グリッドマンRE: 第1話「帰ってきたグリッドマン!」に登場。

片桐刀真が作ったゲームデータが黒いフロッピーにより怪獣として実体化。
オンラインゲームのコンピュータ・ワールドを襲い、敗者を失明させる「デス=ゲーム」に
改造してしまう。

重厚なボディをいかした格闘能力も高いが、最大の武器は3本の発光体から放つ閃光。
これを受けた相手は基本データを破損させられてしまう。

《SPEC》
攻撃: 防御: 敏捷: 体力: 必殺:「8000万カンデラフラッシュ」

 
個人的には、シュルレアリズムを基調とした(初期)ウルトラ系とはまた違って
「怪獣が好きな人」がその意欲のまま描いたデザインがシェイプアップされた姿、
それがグリッドマン『的』怪獣だと認識しております。

・基本、カッコイイ
・名前はシンプル
・何らかの特徴的な武器(武装)は持っている
・それでもまだ'99以降の蛇足感はない

こんな所でしょうか。

別名も「閃光怪獣」の候補もあったものの、基本小学生レベルの熟語が付くことが多いので
「発光怪獣」に。名前は発光体がドリルだったころの名残。
モデルは見たまんまトリケラトプス。隠れモチーフはウサギ。
角竜の鼻角を1角に残して、残り2本は首から生える「トゲ」のような存在に。
フラッシュ部を際立たせるため、ボディが地味目になったのは難しいところ。

第1話 帰ってきたグリッドマン! (Bパート)

←Aパート


g1-1

 俺が作った『発光怪獣ドリルズ』は最強の怪獣だ。いや、今最強を超えて究極の存在として
蘇った!
 体は鋼鉄より硬く、巨大な発光体からは相手のプログラム=データを破壊する8000万カン
デラのフラッシュを放つ。 この閃光を浴びたものは文字通り、「この世界」から消え去るのだ。
 
 あのフロッピーディスクに隠されていたパッチ。
こいつを使ってドリルズを作り直してみると、まるで魂が入ったように動き出した。 CGの
ようなぎこちなさも無く、ビジュアル的にも能力的にも今までのレベルを超越してしまった。

 連戦連勝、負けてデータを失った相手の姿が目に浮かぶ。
 負ける奴が悪い。勝てば官軍、勝者こそ正しい。 勝者がその後の歴史を作るからだ。

「これは・・・・・・来た来た次のステージだな」

 不思議な電送ルート、これはローディング画面だろうか? 光になったドリルズがその道を
抜けると、もっと不思議な空間に降り立った。

g1-5

「ここを壊せばいいんだな。 いいだろう、新生ドリルズ! 力を見せろ!」

 ドリルズの発光体から発せられる赤、青、そしてまた赤。
 まばゆく点滅する発光。
 
 光を受けた建造物が次々と倒壊していく。
 すごいぞドリルズ、強いぞドリルズ!
 

 ・・・・・・光? 違う、違う光の色だ。
 目の前に別の光の柱が・・・・・・!

「な・・・・・・何者だ?」
「私はハイパー・エージェント、グリッドマン!」
「グリッド・・・・・・マン?」
「君が破壊しているこのコンピュータ・ワールドは、君の実行しているゲームのサーバーだ。
コンピュータ・ワールドが破壊されると現実世界に影響が出る。すぐに止めるんだ!」
「コン・・・・・・なんだって?」

 しかし画面の向こうの『グリッドマン』は大真面目に仁王立ちしている。

「ハハン・・・・・・新しいボスキャラだな! それなら、ば!」


      ◆   ◆   ◆


g1-6

 クワのような巨大な腕でグリッドマンに叩きかかるドリルズ。
 受身を取るも、衝撃を受けきれず吹き飛ぶグリッドマン。

「さて・・・・・・チャチャっと攻略っと」

 ドリルズが頭を傾ける。発光攻撃の合図だ。
 サア行け! 8000万カンデラの殺人光波!
 うむ、やはり詳細な数字をつけると強さにリアルさが増すな。次からも考えよう。

 強烈な発光は、その閃光一発一発がグリッドマンを吹き飛ばす。 決めの一撃、空に吹き
飛ばされたグリッドマンの巨体はナンチャラワールドの建物を押しつぶした。

「そういえば、ここを壊すと現実世界に影響、とか言ってたな。侵略者としてはチャンと
侵略計画も建てないとねえ・・・・・・そうだ、ゲームに負けた時の怪獣の爆発、あれに強力な
フラッシュが出るようにして負けたユーザーは失明・・・・・・まさにデスマッチ!」

 苦しむグリッドマン、閃光を受けた部分のデータが破損しかかっている。

「失明、というのはちょっとキツいかな・・・・・・」

 ところがその時、ドリルズの角から妖しい光・・・・・・不思議な塔を創り出した。

「ま、まさかホントに・・・・・・まさかね」

 チカチカ、あれは危険信号だろうか? グリッドマンの額のランプが激しく点滅している。
 もうすぐ、このまま、倒せるだろう。
 でも、もし、本当に失明を引き起こす爆発なんて起きたら・・・・・・?

 後から思えばこの一瞬の迷いが敗因だ。

「フ・・・・・・ン!」

 立ち上がったグリッドマンの飛び蹴りを食らい、鼻先の角を折られるドリルズ。

「テヤッ!」

 その上担ぎ上げられブン投げられた。

「グリッドォォ・・・・・・」

 まずい。非常にまずい。この流れは、必殺技・・・・・・!

「立ち上がれドリルズ! 8000万フラッシュ!」
「ビィィム!!!」

 光線対閃光、正直どっちがどっちの攻撃が決まったのか分からない。 が、光の
放散が収まればそれは直ぐに判明した。

 立っているのはグリッドマンだった。

 グリッドマンは胸から光を出し、建物を復元していく・・・・・・
 そしてドリルズの立てた塔も消滅・・・・・・したと思いきや、

「こ、これは・・・・・・!」

 誰が仕掛けたのか、塔が突如爆発、強烈な閃光を放った。
 がっくり来て下を向いてた分だけ助かった。それでも眩しさでしばらくボヤけて
いた視界の記憶によると・・・・・・

 グリッドマンは閃光を受けて消滅した。
 おそらくデータを破壊されたのだ。

「勝っ・・・・・・た?」


      ◆   ◆   ◆


 その後数日間、「モンスタークライシス」はサーバーの破損とかでアクセスできなかった。
あれは・・・・・・グリッドマンとは、何者だったんだろうか?
 とりあえず、この黒いフロッピーはもうしばらく預かって置こう。


                                               《 続 》


⇒次回予告

第1話 帰ってきたグリッドマン! (Aパート)

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gt-1



片桐 刀真(カタギリ トウマ)は不幸体質である。
今日も中学からの帰り路、朝からその身に降りかかった災難を数えていた。


      ◆   ◆   ◆


 人生楽あれば苦あり、そうやって両方の天秤が保たれればいいのだが、こうも悪い方ばかり
傾き続けると性格が曲がったり世の中をナナメに見てしまうのもまた必然だろう。
涙の後に悲鳴が出たり、後から来たのに追突されるのはもうゴメンだ。

 あの目覚ましにしろ、あの通行人にしろ、あの廃品回収トラックにしろ、一体俺に何の恨み
があるというのだ。 もしや恨みの処理手順マニュアルに「俺」が受け皿として登録されてい
るのではないか・・・・・・そんな欠陥マニュアルさっさと改定してもらいたい。恨みやら天罰やら
を受けるならもっと然るべき人物がいるだろう。
 例えばアイツ、名前は何だったっけ・・・・・・とにかく今朝のアイツの所に行ったらいいのさ。


      ◆   ◆   ◆


 とにかく焦っていた。
 まず、6時半に鳴るはずの目覚ましが突然ストを起こした。
 味もしない朝食を詰め込み道路に出ると、コンクリートの舗装をなでまわしている通行人に
出くわす。コンクリート・マニアなんて日本にそう多くはないだろうから、大方見等はつくが、
できれば先を急ぎたい、が・・・・・・

「どうかしましたか?」
「ちょ、ちょっと探し物を」

 都会じゃ他人から話かけられるのもティッシュ配りか怪しいアンケートぐらいだから、相手
方も少し動揺している。

「急いでたら、コンタクト、をね」
「それなら僕も・・・・・・」

 そうやって近づいた時に――靴裏に小さな感触を感じた。



 近道をしようと入った裏通りで、その9割を占有するトラックにより撤退を余儀なくされた
俺は、必死に学校へと続く交差路を目指していた。
 あと少し、あの角の先に、栄光の――

 柔らかい感触と共に、体が宙を舞う。
 誰が、こんなトラップを・・・・・・コンティニュー残り1機のアクションゲームがゴール目前で
電池切れを起こしたときのような絶望的な思いの脳みそに、さらにコントローラーが自爆した
ような悲劇が舞い降りる。

 目の前でノートやら文房具やらを振りまきながらふっとんでいるのは、
同じ中学の女子らしい。

 被害者でいるならまだガマンすれば済むが、加害者となれば話は別だ。
 相手への一時被害、風評による二次被害・・・・・・脳細胞を総動員して謝罪の句を考案しつつ、
背中から着地した。
 この場合、痛みを味わう暇は無い。 すぐに体勢を立て直して、口を開く。

「ご、ごめん、急いでて・・・・・・」

 こういう時、自分のボキャブラリーの無さにあきれ返る。

「・・・・・・ううん、私も、周りに注意してなかったから」

g1-3

 そう言ってそそくさと吹き飛んだノートを集めだした彼女、確かクラスで見たことがあるな。
ええと名前は・・・・・・どうもキャラが薄くて出てこない・・・・・・おっと、マズイマズイ。

「手伝います」
「いいです。私が悪いんですから」
「そんな、ぶつかったのは僕の方だし・・・・・・」
「イインデス!」

 俺の手からもぎ取ったノートをカバンにつめ、加えてさらに3つのカバンを抱えて、彼女は
走り去った。
「な、何もあんな言い方しなくたって!」
 と言いつつ、慰謝料を請求されるような状況がなくなったことに内心ホッとする。

「ナーニしてんの! ノロ子! アンタ私を待たせる気!」

 前方30メートル先から飛んでくる甲高い声。
 ええと、アイツは『城ヶ崎 美月』。 間違いない、自己紹介のときの目立つ系オーラが声
にまで乗っていやがる。 他にも2人、従えてるようだ。

「は、はい! いま行きます・・・・・・」

 ああ、カバン持ちか。 どうりで持ってるカバンが多いわけだ。
にしても前時代的だねえ・・・・・・。 『ノロ子』・・・・・・そんなやついたっけ・・・・・・の、の・・・・・・
そうだ、『野口 愛』だっ!

 その直後、足元に残された物体に気づいた。

「何だ? この黒いフロッピーディスク・・・・・・」
 
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      ◆   ◆   ◆


g1-4

「モンスタークライシス」。
 このオンライン・ゲームを攻略することが俺の日課になっている。

 簡単に言えば、自分で「怪獣」をプログラムして都市を破壊しつつ、ミッションをこなし、
さらに別のユーザーが作った怪獣を倒していくゲームだ。防衛軍のしかけたトラップを打ち破
り、最新鋭の戦闘機編隊を火ダルマにする・・・・・・日頃のストレス解消にもってこいだ。
 見ろ!巣に水を入れられたアリのように逃げ惑う非力なニンゲンの姿を!

 と、既に遥か宇宙から来た侵略者気分になっていると、カバンのフロッピーのことを思い出
した。
 どうも会話のきっかけがなくて、今日返しそびれてしまったのだ。

「今時フロッピーなんて、何に使うんだ?」

 こうなると人間制止は効かない。
 外付けのドライブを探し出し、愛用のパソコンに取り付け、起動させる。
 既に脳内では《仮想》ファイルが幾つか再生されているが。

「ぱ、パスワード?」

 『アクセスコードを入力してください』・・・・・・こう来たか。
 いくつか試してみるも、15打数0安打。

「ダメだこりゃ。無駄な時間を使っちまった」

 八つ当たりにキーボードを叩いたのだろうか。

「RE」

 液晶に浮かんだ文字に、無意識にエンターキーを叩いた。

「と、解けた?」

 実行されるファイル。
 が、起動が遅い。

 イラ…イライラ・・・・・・イライライラ・・・・・・
 そろそろこの「イラ」がドミノが出来そうなほど積み重なった時、
 遂に砂時計が消え去った。

「きた!」

 一瞬だった。
 画面が消えて真っ黒になった。
 頭は真っ白になった。

「ま、まさかウィルス・・・・・・そんな・・・・・・まだ・・・・・・ちょ、ちょっと待てよ、
 やっとあそこまで育てたんだぞ、ド、ドリルズ~!」



『Do You Continue?」


 確かそんなメッセージが出たと思う。
 錯乱した俺は、既にエンターを連打していた。


⇒Bパートにつづく

「ゲハラさん80」

geha-80a

geha-80b

ちまたではバレンタインデーの2月14日は、
ゲハラ氏(1)にとっては満1歳の誕生日でした。

ちょうど放送会館で一般公開(公開収録)されたのが去年のこの日。
舞台裏の控室で置き菓子のチョコをつまんだのを思い出します。

その後の展開は皆様のおかげです。


丸一年といえば、その去年14日の打ち上げ会で
戦隊にも関わっていた方がいて、
ちょうど翌日曜から始まるシンケンジャーを
「面白いよ!」
とおっしゃってたのを思い出す。




凄く面白かった。
近年の特撮で一番よかった。




・無理にキャラ付けしようとして「痛々しい」人物が頻発する昨今、
 本作はみんな色が自然かつハッキリ。

・普通「お当番(主役会)」は一週に1人だったところ、
 誰か×誰かのツープラトン制で人物像の掘り下げがうまい。

・じい

・女レッド

・巨大ロボVS巨大戦闘員×3

・久しぶり、敵らしい敵役

・グレート合体でジェットスクラム!(⇒出典・グレートイカロス)

・・・





と挙げればキリなし。
もちろん漢字ヘルメットから黒子までシンプルでケレン味あるデザインも。

お約束から革新まで、
久々に翌週が気になる作品でした。
お手本としても勉強になります。


そして新戦隊・・・
少しニアミス。惜しい。⇒予想



新番組予告

【新番組】でんこうちょうじん         アールイー
      電光超人グリッドマンRE:


次回の
電光超人グリッドマンRE: は、

           
          「帰ってきたグリッドマン!」

        
              発光怪獣  ドリルズ


「私はハイパー・エージェント、グリッドマン!」
不思議なデータの入ったフロッピーディスクを拾った少年、刀真は
自分で作った怪獣を操り、オンラインゲームの世界で連戦連勝。

しかし、その前に謎の超人が現れた。

次回、
 電光超人グリッドマンRE:
 「帰ってきたグリッドマン!」
                   お楽しみに!

ウルトラマンファイア総括

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ウルトラマンファイアが無事最終回を迎えました。

本編原稿自体はマックス放映前・・・ということは5年くらい前のものなので、
所々稚拙な部分が見当たります。
しかも、シナリオ形式だったものを
ちょっと意図が伝えにくい部分などを加筆修正したため半小説化したような文章に。
お目汚しでした。

カットイラストも、つくづくちゃんとしたソフトがあれば。
フリーのやつじゃなくてフォトショで合成をしてみたいです。一度。

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ともあれ永久冬眠⇒化石化を免れるために
アップした本作ですが、無理して読んでくれた方、読み流してくれた方、
ありがとうございます。

1クールでまとめあげたかったために省いた数話はのちのち
OV風にゲリラUPします。

なぜって?
僕は不死身ですよ。何度でも蘇え(ry

破壊怪獣 ゴルジオス

破壊怪獣 ゴルジオス

goruzios


ウルトラマンF 第13話「未来よさらば」に登場。

竜ヶ森地下の地底特急走路建設トンネルに出現。
動く物をすべて敵と認識して攻撃する好戦的な怪獣。
口から白熱光線を吐き、力も強い。


名前の由来は「ゴジラ」×「ジオ(地球)」。
もともと別名が地球怪獣だった。

いっちばん最初はゴメスを平成ゴジラのプロポーションで作ったらどうなるか?
という所から始まり、
ゴメスは「哺乳類」だからもっと毛が生えてるだろう、
ちょうど鳥と恐竜の中間種が発見されだしたため、ウロコの延長のような毛に。
シンプルな黒鬼みたいな怪獣に・・・というのがゴルジオス。

これをシンプルに毛だらけにしてしまったのが、のちのゲハラである。


なので今回はゲハラの頭部を逆輸入、改造してつけてみました。
ゴルジオスからゲハラにするときにプロポーションやボディバランスをいじくったのに、
着ぐるみの段階で先祖返りしてむしろそっくりになったのは
今でも不思議でなりません。

第13話(終) 未来よさらば (Bパート)

←Aパート

14、工事休憩所・テント                      

       目が覚めるアツシ。

ジュンペイ
    「アツシ!」
ノゾミ 「よかった!」
アツシ 「あ・・・・・俺は・・・・・?」

15、その外                            

イヌイ 「他人の空似にしてもよく出来たもんスね・・・・・」
ハラ  「んだ・・・・・」

ヒュウガ「ははは・・・・・そんな凄い人と間違えられるなんて、光栄ですよ」

佐藤  「コイツは最近入った奴だが、よく働くんで俺らも助かってるんですよ」

       じっとヒュウガを見つめていたリオ。

リオ  「(OFF)笑って話をごまかす所まで、全部そっくり・・・・・」
       意を決して立つリオ。
リオ  「あの・・・・・?」

       俄かに起こる地震。
       彼らに覆いかぶさる巨大な影。

16、竜ヶ森・トンネルそば                     

       崩壊するトンネル、その中から破壊怪獣ゴルジオスが出現。

13-3

ゴルジオス
    「ゴオーッ! ゴオーッ!」
       錯乱気味のゴルジオス、その鼻息だけで木々が根こそぎ吹っ飛ばし、
       白熱光線で周りの工事車両、ソードBLUEを次々に破壊、さらに森林火災を
       巻き起こす。

17、竜ヶ森                            

ハラ  「しまった! またソードがやられた!」
イヌイ 「そういや整備班が言ってたな・・・・・『ヒダカ隊長がいな
     くなってからソードの故障が減ってさびしい』とか」
ハラ  「大将か・・・・・いや、大将は今はいないんだ、俺達がやんねきゃなんねえんだ!
     いくぞ!」
イヌイ 「そうっスね、自分達がやらないと!」
       ショットを構えてゴルジオスに向かうハラとイヌイ。

       リオも行こうとするが、その前に振り返る。
       アツシ達3人を諭しているヒュウガ。

ヒュウガ「さ、今度は君らも逃げないとダメだ」
アツシ 「えーっ」

ヒュウガ「LEADの人達を邪魔しちゃいけないよ、ね」
リオ  「えっ、は、はい」

ヒュウガ「じゃ、よろしく!」

       3人を連れて逃げていくヒュウガ。

       リオ、雑念を断って加勢に行く。


    ×       ×        ×


       進撃するゴルジオス、ショットでは歯が立たない。
       そこにリオが加わる。

ハラ  「ショットじゃ威力不足かっ!」
リオ  「諦めちゃいけません! 私達が頑張らなきゃ、誰が頑張るんですか!」
       リオ、ショットをハイパーレンジに。
リオ  「地球は、私たちの力で守る!」

       見事、ゴルジオスの首筋に光線が命中。
       その姿を見て、ハラ、イヌイも光線を重ねる。

       トリプルショットを受け、傷を負うゴルジオス。

リオ  「よし!」
       しかし、3人の周りにも火が回り、リオが倒木に足をとられる。
イヌイ 「ナナセ隊員!」

       迫るゴルジオス。

       落ちたショットを拾う手。
       ナナセを助け出したハラとイヌイの背で、ゴルジオスを牽制している男。

リオ  「あなたは・・・・・!?」

       ヒュウガ、軽く微笑んで燃え上がる森、ゴルジオスの暴れる中へ走っていく。

18、炎上する森                          

       作業上着を脱ぎ、火の粉を払いながら走るヒュウガ。
       その胸についた流星バッジ。

       ヒュウガを追ってくるゴルジオス。

       白熱光線がヒュウガを直撃する。

       燃え盛る炎の中、ヒュウガ、太陽に向け右手を掲げる。



       あたり一面に眩い光。



19、竜ヶ森                            

       光、皆が空を見上げる。

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hensin3

       その中から、死んだはずのウルトラマンファイアが降り立った。(最初からBurst Limit)

ノゾミ 「ウルトラマンだ!」
ジュンペイ
    「でも、2年前にウルトラマンは!」
アツシ 「やっぱり、ウルトラマンは不死身だったんだ!」

       ファイアに突進するゴルジオス。

       接近戦大格闘。

ハラ  「ウルトラマンが・・・・・帰ってきた」
イヌイ 「また・・・・・地球の、ために」
リオ  「・・・・・」

       白熱光線、しかしファイアのガードを破ることはできない。

       燃える森の中、ゆっくりとソルゼウム光線の構え。

ファイア「シュワッチ!」

13-6

       白いソルゼウム光線一閃、倒れこむゴルジオス。

アツシ達「やった、やったぞ! ウルトラマァン!」


       倒れたゴルジオスにそっと手を置くファイア。

       その姿を見つめる特専。
       静かに頷くファイア。

       ファイアとゴルジオス、光の粒子になって天へ昇っていく。

アツシ達「ウルトラマン、ありがとーっ!」

20、消火された竜ヶ森                       

       まだ煙が燻っている。
       居並ぶ特専の3人。

リオ  「ウルトラマン・・・・・」

ヒュウガ「おーい!」
       ヒュウガが駆けて来る。
ハラ  「おお。無事だったか」
ヒュウガ「いえいえ、たまたまです」
       じっとヒュウガを見つめるリオ。

リオ  「見せたいものがあるのですが、一緒に来て下さい」
ヒュウガ「?」

21、竜ヶ森湖・畔                         

ヒュウガ「こんな所まで来て、見せたいものってなんだい?」

リオ  「・・・・・これです」
       ブレイズタイマーを取り出す。

ヒュウガ「・・・・・」

リオ  「やっぱり、あなたはヒダカさんですね」

ヒュウガ「!」
       リオ、涙をこぼす。

リオ  「答えなくてもいいです。帰ってきてくれて・・・・・約束どおり
     これを返すことができるだけでいいんです」

       差し出されたタイマーを、ヒュウガ=ヒダカは、そっと押し返す。

ヒダカ 「(首を振って)それは君達が立派な未来を作ったときに受け取る約束だ」
リオ  「!?」

ヒダカ 「と、ウルトラマンは言っていた」
リオ  「ヒダカさん・・・・・!?」

ヒダカ 「彼は最後に、地球の未来を見守るように言ったんだ。
     僕に新しい命を残してくれた」
リオ  「最後!? でも、ウルトラマンはさっき・・・・・」

       ヒダカの手の中に、流星バッジがある。

ヒダカ 「希望の炎さえ失わなければ、彼はいつまでもぼくらと戦ってくれる」

       頷くリオ。

ハラ  「お、いたいた!」
イヌイ 「2人で何してたんスか!?」
       2人に手を上げて答えるリオ。
       その手のブレイズタイマーが、再び輝き出した。

22、宇宙                             

       光の粒子が、飛ぶファイアを形作る。
       それは火の鳥のように、宇宙の彼方へと飛んで行く。

リオ  「(OFF)私達は、あるひとつの未来に、別れを告げ、
     新しい未来を目指し始めました。希望の炎を、燃やし
     続ける限り―――」

       新しい星が、ひとつ、輝く・・・・・

13-5


                               《 終 》

<登場怪獣>
破壊怪獣 ゴルジオス

竜ヶ森地下の地底特急走路建設トンネルに出現。
動く物をすべて敵と認識して攻撃する好戦的な怪獣。
口から白熱光線を吐き、力も強い。

 ◆ ◆ ◆

12話登場の「ゼロア」が
「0(ゼロ)」+「あ」で「はじまり」を意味したのと同様、
「終わり」が「始まり」にループすることを意図した、
全編ウルトラQ第1話「ゴメスを倒せ!」を意識したお話。

よってそこかしこに
Q1話及び「竜ヶ森」1話のオマージュが散らばっています。

ゴルジオス=ゴメス、ファイア=リトラ という対立軸も
そのまま。

…ちょうどこれの初稿ができたのが「マックス」前ですから
「ネクサス」を見つつ異常に原典思想に染まったせいだと考えられます。





さて前回の話の中で「タイム・パラドックス」問題が発生しました。
親を殺すために子供が過去に行って親を殺すとその子供が産まれなくなって…略
いわゆる「親殺しのパラドックス」です。

敬愛するドラえもんにおいては
「東京から大阪に行くのに、車・飛行機…と手段はいろいろあるけど、
 方向さえあってりゃ、ちゃんと着ける」
と、のび太の「歴史」にドラえもんがやってきたせいでセワシくんが産まれないのでは?
という質問に答えられています。

このセリフは
あたかも「未来」が決定事項であるかのように捉えられることが多いようですが、
私的には、少し違って受け止めております。

同じ藤子先生の短編「パラレル同窓会」では、
人生における様々な重要な選択において無数に枝分かれした「自分」が一同に会する
状況が描かれております。

この「重要な選択」で未来がパラレル化(アミダのように…)していく、と考えると、
すなわち「選択」=「乗り物」であって、
この「選択」をうまいことつなげていくことで、
例えのび太がジャイ子じゃなくてしずかちゃんと結婚しても
(正確な遺伝的同一性はどうあれ)セワシくんが産まれることを可能だと思われます。
そのうまい「選択」はドラえもんがしてやると…

しかし、こうなると「当初」の(ドラえもんを送り込んだ)セワシくんは
「その後」のセワシくんとはパラレル化してしまって、
いわゆる過去を変えても未来は変わらない「未来トランクス(DB)」となってしまいます。

この「パラレル未来」の存在はこの説では避けられないようです。
未来が完全に因果律の中に決定されているのではなく、
無数の可能性の集合体に過ぎないと。






というわけで、
11・12話において「未来A」という展開を提示された人類が、努力して
ちょっと違った「未来」に変えつつある…というのが第13話です。

やはり崩壊した未来へと進んでしまうのか、
それともまた違う未来が待っているのか、

これは不思議な世界、ウルトラQの話なので、なんとも言えません。






第13話(終) 未来よさらば (Aパート)

空想特撮シリーズ
ウルトラマンファイア


   未来よさらば
    

登場人物

     ナナセ・リオ
     ハラ・カツヒコ
     イヌイ・ケイスケ



     ヒュウガ(ヒダカ)

     アツシ・・・・・・・・・・・小4
     ノゾミ・・・・・・・・・・・小4
     ジュンペイ・・・・・・・・・小4
     佐藤ジロウ(40歳)

     男
     ラジオキャスター(声)


     破壊怪獣ゴルジオス

     ウルトラマンファイア


1、 東京中心 
                           

男   「オーライオーライ、OK、そこ、その辺」
       数十人の街の人々が集まり、「やすらぎの碑」の再建がなされていた。
       現場に置かれているラジオ。
キャスター
    「(OFF/ラジオ放送)2020年7月10日、本日であの大災害から丸2年が経ちます。
     私達は、この過去とともに生きる、それはこれからも続くことでしょう。
     しかし、私達には希望が残されました。人間が、この地球で、新しい未来を切り開く。
     それが私達に希望をくれた、宇宙の友人への答えなのです」
男   「ナナセさん、点火をお願いします」
リオ  「は、はいはい」

       他の持ち場の手伝いに精を出していたリオ、急に呼ばれてあわてて向かう。
       塔に据え付けられた小さな点火台に、そっと点火するリオ。

       その塔のシンボルは、ウルトラマンであった―――

2、 タイトル                            

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      「ウルトラマンファイア」



      「未来よさらば」

13-t



(F・I) クレジット・タイトル―――         (F・O)
      「破壊怪獣ゴルジオス 登場」

13-tm



3、 竜ヶ森                             

13-1

       立て札に、「地底特急走路建設予定地」とある。

N   「東京の壊滅を契機に、人々はそれまでの開発計画を改め、
     科学の粋を集めて自然と共有できる社会を造ろうとしていた。
     しかし、そこに立ちはだかるものは―――」

       トンネル内から、何者かの低いうなり声。

4、 トンネル内部                          

       暗いトンネルを、ライトでこっそりと進む、少女1人・少年2人。
ジュンペイ
    「ノン、アツシ、やっぱヤバイって」
ノゾミ 「だったらついて来なきゃいいでしょ。元々ここに怪獣がいるって
     言い出したのはジュンペイじゃない」
ジュンペイ
    「俺はただ親父から、トンネルの奥で変な鳴き声を聞いたって話を・・・・・」
アツシ 「おい! アレ!」
       トンネルの奥に黒い影。
       赤い小さな光も見える。
ジュンペイ
    「ヤバイって! 逃げよう!」
アツシ 「逃げるのは正体を見てからだ」
ノゾミ 「そーいうこと。行くわよ」
ジュンペイ
    「ちぇ、ちぇっ! 一応言ったかんな! 何かあっても
     俺のせいじゃないぞ!」
       3人がそうっと近づくと、その影が立ち上がる。

       影の正体は、咥えタバコの大柄の工夫だった。
佐藤  「なんだお前達、こんな所まで勝手に入ってきたのか!?」
アツシ 「なあんだ、ジロウおじさんか」

ジュンペイ
    「親父こそ、ここで何してたんだ? 電気もつけないで」
佐藤  「ああ、あの鳴き声が気になってな。この奥からゴオー、
     ゴオー、と聞こえたんだ」

       トンネルとは別に、横穴が空いている。

アツシ 「どれどれ・・・・・」
       そこに、地震が起きる。
       横穴の周りが崩れ、地下洞窟が現れる。

ジュンペイ
    「トンネルの中にトンネルがでてきた」
佐藤  「工事計画にはこんなトンネルはないぞ・・・・・」
ノゾミ 「入ってみよう」
ジュンペイ
    「おい、待てよ!」
佐藤  「そうだな。今の地震がまた来るとは限らないから、さ、
     今日は出た出た!」

ノゾミ 「ちぇっ・・・・・」

       ノゾミとジュンペイを出口へ押し出す佐藤。

ジュンペイ
    「あ、アツシ!」

       一人で横穴を降りていこうとするアツシ。
ノゾミ 「ズルイ!」

       3人がアツシを連れ帰ろうとした時、再び地震。

ノゾミ 「わわっ!」
佐藤  「今度のは大きいぞ!」

13-2

       トンネルの奥が落盤し、巨大な眼、頭が現れる。
       怪獣ゴルジオスの出現。

ゴルジオス
    「ゴオォォ・・・・・!」

       ゴルジオスの吐く息が、突風のようにノゾミ達に降りかかる。

アツシ 「マジ物の怪獣だ!」
       首だけ出して暴れるゴルジオス、トンネル内は地震で崩れだす。

佐藤  「に、逃げろ・・・・・!」

       出口に向かって全員走り出す。
       アツシだけは出口に逃げずに横穴へ入る。

5、 トンネル外                           

       命からがら、出てくるノゾミ達。

ジュンペイ
    「だから怪獣探しなんてやめときゃよかったんだ」
ノゾミ 「でも、初めてだよ、あんな近くで怪獣を見たの・・・・・
     ねえ、アツシ―――あ、あ、アツシがいない!」

佐藤  「何! まだトンネルの中か!?」
       トンネルにとって返そうとする佐藤。
ノゾミ 「おじさん待った!」

佐藤  「?」


ノゾミ 「怪獣を見かけたら、まずLEADに連絡!」


6、 特専ミーティングルーム                     

イヌイ 「はい特専・・・・・え、こっちとしてもね、詳しく話してもらわないと・・・・・
     ええ、準備というものがあるんスから」

       リオに受話器をもぎ取られる。

リオ  「竜ヶ森の地底特急の・・・・・はい、了解! 直ちに調査に向かいます!」
       受話器を置いて、
リオ  「隊長!」
       エサを食べているキャップ(猫)、その向こうの隊長デスクに座っているのは・・・・・
ハラ  「これが食べ終わってからな」
       相変わらずラーメンを啜っているハラであった。

リオ  「・・・・・問答無用! 行きますよっ!」

ハラ・イヌイ
    「りっ、了解・・・・・」

7、トンネル内・地下洞窟                     

       穴から落ちて気絶していたアツシ、気がつく。
アツシ 「(きょろきょろ)ここは・・・・・怪獣は! 怪獣はどこだ!?」

       ライトを拾って、洞窟を照らす。

アツシ 「この洞窟、下に続いているみたいだ」

       見上げるアツシ。
       入ってきた横穴は大分高い場所にある。

アツシ 「どうせ出られないみたいだし、ノンとジュンペイには
     悪いけど、俺一人で怪獣を見つけてやるぜ」

       鼻歌を歌いながら洞窟を下っていくアツシ。
       すると、またもや足元が崩落し、長い坂道を転がり落ちてしまう。

8、トンネル下・ゴルジオスの巣窟                 

アツシ 「アイテテテ、まるで落とし穴だ」


       その顔の真上、ゴルジオスが目を爛々と光らせ、大口を開けている。

アツシ 「ウワーッ!」
       逃げるアツシ、しかし掴む岩が脆く、うまく坂を登れない。
       目前に迫るゴルジオス。

アツシ 「くそーっ!」
       ゴルジオスにライトを投げつけ、盲滅法、怪獣の目の前を走り出す。

       見事眼に命中し、痛がり暴れるゴルジオス。
       その振動で洞窟がひび割れだす。

アツシ 「も、もうダメだ・・・・・!」

       すると、洞窟の裂け目から水が漏れ出してくる。
       水は濁流となり、洞窟を満たしていく。

       溺れるゴルジオス。

アツシ 「そうだ! ここから逃げられるかも!」

       腹いっぱいに空気を吸い込み、潜る。
       裂け目から巣窟を抜け、とにかく先を目指して泳ぐアツシ。

       巣窟が水で満たされ、おぼれもがくゴルジオスは
       手当たり次第に体当たりしている。


9、地下水脈                           

       泳ぐ泳ぐアツシ、しかしその息も漏れ出し、ついに手が止まる。

アツシ 「(OFF)く、苦しい・・・・・!」

       その眼に光が浮かぶ。

アツシ 「俺、死んじゃうのかな・・・・・」



声   「君は死なない」



アツシ 「!」

       抱きかかえられるように、浮いていくアツシの体。

10、竜ヶ森                            

       ソードBLUEが着陸している。

11、トンネル入り口                        

       トンネル工事の作業員も集まり、騒ぎになっている。

ハラ  「この奥に怪獣がなあ」
リオ  「まずは逃げ遅れた少年を助けるのが先です」
佐藤  「頼みます皆さん・・・・・」

12、トンネル内                          

       ヘルメットライトが奥まで伸びる。

リオ  「危険だから来てはいけないと言ったのに・・・・・」

       ハラとイヌイの後ろからひょっこり現れて、

ノゾミ 「中にいるのは友達なんです!」
ジュンペイ
    「ノン一人じゃ心配だし・・・・・」
ハラ  「ま、友達を助けに危険に飛び込むなんて、見上げた根性じゃねえか」

リオ  「自分から危険に・・・・・」
       ふとかつてのヒダカの姿を連想するリオ。

イヌイ 「うわ、行き止まりか!」

       落盤で道が塞がっている。

ハラ  「生き埋めになってたらますい! 早く掘り出せ!」
       イヌイとリオ、はっとしてハラと共に岩を手作業でどかす。

ジュンペイ
    「あ、アツシが死んじゃった・・・・・」
ノゾミ 「そんなはずない! あのアツシがそう簡単に死んじゃうわけないよ!
     きっと戻ってくる!」

リオ  「そうよ! きっと、大丈夫!」


佐藤  「(トンネル内に駆けて来て、)おおい、おおい、見つかったぞう!」
一同  「えっ!?」

佐藤  「湖で、うちの若い奴が見つけてきたんだ!」

13、トンネル外                          

       アツシを抱えて、一人の男がこちらに歩いてくる。
ノゾミ・ジュンペイ
   「アツシ! (駆け寄る)」
男   「(顔見せず)大丈夫。安心して少し気絶しているだけさ」
佐藤  「よく見つけたな、ヒュウガ。でもなんでトンネルにいたはずなのに湖で?」
男   「どうやら怪獣が空けた地下水脈を抜けて出てきたみたいです。
     たいした子ですよ。それをたまたまボクが見つけたわけで・・・・・」

       遅れて出てきたリオ、その顔を見て驚く。

リオ  「ひ・・・・・ヒダカ隊長!?」

ハラ・イヌイ
    「何?」

       ヒュウガと呼ばれた男、それはどう見てもヒダカそのものであった。



⇒Bパートにつづく