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第13話(終) 未来よさらば (Aパート)

空想特撮シリーズ
ウルトラマンファイア


   未来よさらば
    

登場人物

     ナナセ・リオ
     ハラ・カツヒコ
     イヌイ・ケイスケ



     ヒュウガ(ヒダカ)

     アツシ・・・・・・・・・・・小4
     ノゾミ・・・・・・・・・・・小4
     ジュンペイ・・・・・・・・・小4
     佐藤ジロウ(40歳)

     男
     ラジオキャスター(声)


     破壊怪獣ゴルジオス

     ウルトラマンファイア


1、 東京中心 
                           

男   「オーライオーライ、OK、そこ、その辺」
       数十人の街の人々が集まり、「やすらぎの碑」の再建がなされていた。
       現場に置かれているラジオ。
キャスター
    「(OFF/ラジオ放送)2020年7月10日、本日であの大災害から丸2年が経ちます。
     私達は、この過去とともに生きる、それはこれからも続くことでしょう。
     しかし、私達には希望が残されました。人間が、この地球で、新しい未来を切り開く。
     それが私達に希望をくれた、宇宙の友人への答えなのです」
男   「ナナセさん、点火をお願いします」
リオ  「は、はいはい」

       他の持ち場の手伝いに精を出していたリオ、急に呼ばれてあわてて向かう。
       塔に据え付けられた小さな点火台に、そっと点火するリオ。

       その塔のシンボルは、ウルトラマンであった―――

2、 タイトル                            

aban1

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aban4

aban5

aban6



      「ウルトラマンファイア」



      「未来よさらば」

13-t



(F・I) クレジット・タイトル―――         (F・O)
      「破壊怪獣ゴルジオス 登場」

13-tm



3、 竜ヶ森                             

13-1

       立て札に、「地底特急走路建設予定地」とある。

N   「東京の壊滅を契機に、人々はそれまでの開発計画を改め、
     科学の粋を集めて自然と共有できる社会を造ろうとしていた。
     しかし、そこに立ちはだかるものは―――」

       トンネル内から、何者かの低いうなり声。

4、 トンネル内部                          

       暗いトンネルを、ライトでこっそりと進む、少女1人・少年2人。
ジュンペイ
    「ノン、アツシ、やっぱヤバイって」
ノゾミ 「だったらついて来なきゃいいでしょ。元々ここに怪獣がいるって
     言い出したのはジュンペイじゃない」
ジュンペイ
    「俺はただ親父から、トンネルの奥で変な鳴き声を聞いたって話を・・・・・」
アツシ 「おい! アレ!」
       トンネルの奥に黒い影。
       赤い小さな光も見える。
ジュンペイ
    「ヤバイって! 逃げよう!」
アツシ 「逃げるのは正体を見てからだ」
ノゾミ 「そーいうこと。行くわよ」
ジュンペイ
    「ちぇ、ちぇっ! 一応言ったかんな! 何かあっても
     俺のせいじゃないぞ!」
       3人がそうっと近づくと、その影が立ち上がる。

       影の正体は、咥えタバコの大柄の工夫だった。
佐藤  「なんだお前達、こんな所まで勝手に入ってきたのか!?」
アツシ 「なあんだ、ジロウおじさんか」

ジュンペイ
    「親父こそ、ここで何してたんだ? 電気もつけないで」
佐藤  「ああ、あの鳴き声が気になってな。この奥からゴオー、
     ゴオー、と聞こえたんだ」

       トンネルとは別に、横穴が空いている。

アツシ 「どれどれ・・・・・」
       そこに、地震が起きる。
       横穴の周りが崩れ、地下洞窟が現れる。

ジュンペイ
    「トンネルの中にトンネルがでてきた」
佐藤  「工事計画にはこんなトンネルはないぞ・・・・・」
ノゾミ 「入ってみよう」
ジュンペイ
    「おい、待てよ!」
佐藤  「そうだな。今の地震がまた来るとは限らないから、さ、
     今日は出た出た!」

ノゾミ 「ちぇっ・・・・・」

       ノゾミとジュンペイを出口へ押し出す佐藤。

ジュンペイ
    「あ、アツシ!」

       一人で横穴を降りていこうとするアツシ。
ノゾミ 「ズルイ!」

       3人がアツシを連れ帰ろうとした時、再び地震。

ノゾミ 「わわっ!」
佐藤  「今度のは大きいぞ!」

13-2

       トンネルの奥が落盤し、巨大な眼、頭が現れる。
       怪獣ゴルジオスの出現。

ゴルジオス
    「ゴオォォ・・・・・!」

       ゴルジオスの吐く息が、突風のようにノゾミ達に降りかかる。

アツシ 「マジ物の怪獣だ!」
       首だけ出して暴れるゴルジオス、トンネル内は地震で崩れだす。

佐藤  「に、逃げろ・・・・・!」

       出口に向かって全員走り出す。
       アツシだけは出口に逃げずに横穴へ入る。

5、 トンネル外                           

       命からがら、出てくるノゾミ達。

ジュンペイ
    「だから怪獣探しなんてやめときゃよかったんだ」
ノゾミ 「でも、初めてだよ、あんな近くで怪獣を見たの・・・・・
     ねえ、アツシ―――あ、あ、アツシがいない!」

佐藤  「何! まだトンネルの中か!?」
       トンネルにとって返そうとする佐藤。
ノゾミ 「おじさん待った!」

佐藤  「?」


ノゾミ 「怪獣を見かけたら、まずLEADに連絡!」


6、 特専ミーティングルーム                     

イヌイ 「はい特専・・・・・え、こっちとしてもね、詳しく話してもらわないと・・・・・
     ええ、準備というものがあるんスから」

       リオに受話器をもぎ取られる。

リオ  「竜ヶ森の地底特急の・・・・・はい、了解! 直ちに調査に向かいます!」
       受話器を置いて、
リオ  「隊長!」
       エサを食べているキャップ(猫)、その向こうの隊長デスクに座っているのは・・・・・
ハラ  「これが食べ終わってからな」
       相変わらずラーメンを啜っているハラであった。

リオ  「・・・・・問答無用! 行きますよっ!」

ハラ・イヌイ
    「りっ、了解・・・・・」

7、トンネル内・地下洞窟                     

       穴から落ちて気絶していたアツシ、気がつく。
アツシ 「(きょろきょろ)ここは・・・・・怪獣は! 怪獣はどこだ!?」

       ライトを拾って、洞窟を照らす。

アツシ 「この洞窟、下に続いているみたいだ」

       見上げるアツシ。
       入ってきた横穴は大分高い場所にある。

アツシ 「どうせ出られないみたいだし、ノンとジュンペイには
     悪いけど、俺一人で怪獣を見つけてやるぜ」

       鼻歌を歌いながら洞窟を下っていくアツシ。
       すると、またもや足元が崩落し、長い坂道を転がり落ちてしまう。

8、トンネル下・ゴルジオスの巣窟                 

アツシ 「アイテテテ、まるで落とし穴だ」


       その顔の真上、ゴルジオスが目を爛々と光らせ、大口を開けている。

アツシ 「ウワーッ!」
       逃げるアツシ、しかし掴む岩が脆く、うまく坂を登れない。
       目前に迫るゴルジオス。

アツシ 「くそーっ!」
       ゴルジオスにライトを投げつけ、盲滅法、怪獣の目の前を走り出す。

       見事眼に命中し、痛がり暴れるゴルジオス。
       その振動で洞窟がひび割れだす。

アツシ 「も、もうダメだ・・・・・!」

       すると、洞窟の裂け目から水が漏れ出してくる。
       水は濁流となり、洞窟を満たしていく。

       溺れるゴルジオス。

アツシ 「そうだ! ここから逃げられるかも!」

       腹いっぱいに空気を吸い込み、潜る。
       裂け目から巣窟を抜け、とにかく先を目指して泳ぐアツシ。

       巣窟が水で満たされ、おぼれもがくゴルジオスは
       手当たり次第に体当たりしている。


9、地下水脈                           

       泳ぐ泳ぐアツシ、しかしその息も漏れ出し、ついに手が止まる。

アツシ 「(OFF)く、苦しい・・・・・!」

       その眼に光が浮かぶ。

アツシ 「俺、死んじゃうのかな・・・・・」



声   「君は死なない」



アツシ 「!」

       抱きかかえられるように、浮いていくアツシの体。

10、竜ヶ森                            

       ソードBLUEが着陸している。

11、トンネル入り口                        

       トンネル工事の作業員も集まり、騒ぎになっている。

ハラ  「この奥に怪獣がなあ」
リオ  「まずは逃げ遅れた少年を助けるのが先です」
佐藤  「頼みます皆さん・・・・・」

12、トンネル内                          

       ヘルメットライトが奥まで伸びる。

リオ  「危険だから来てはいけないと言ったのに・・・・・」

       ハラとイヌイの後ろからひょっこり現れて、

ノゾミ 「中にいるのは友達なんです!」
ジュンペイ
    「ノン一人じゃ心配だし・・・・・」
ハラ  「ま、友達を助けに危険に飛び込むなんて、見上げた根性じゃねえか」

リオ  「自分から危険に・・・・・」
       ふとかつてのヒダカの姿を連想するリオ。

イヌイ 「うわ、行き止まりか!」

       落盤で道が塞がっている。

ハラ  「生き埋めになってたらますい! 早く掘り出せ!」
       イヌイとリオ、はっとしてハラと共に岩を手作業でどかす。

ジュンペイ
    「あ、アツシが死んじゃった・・・・・」
ノゾミ 「そんなはずない! あのアツシがそう簡単に死んじゃうわけないよ!
     きっと戻ってくる!」

リオ  「そうよ! きっと、大丈夫!」


佐藤  「(トンネル内に駆けて来て、)おおい、おおい、見つかったぞう!」
一同  「えっ!?」

佐藤  「湖で、うちの若い奴が見つけてきたんだ!」

13、トンネル外                          

       アツシを抱えて、一人の男がこちらに歩いてくる。
ノゾミ・ジュンペイ
   「アツシ! (駆け寄る)」
男   「(顔見せず)大丈夫。安心して少し気絶しているだけさ」
佐藤  「よく見つけたな、ヒュウガ。でもなんでトンネルにいたはずなのに湖で?」
男   「どうやら怪獣が空けた地下水脈を抜けて出てきたみたいです。
     たいした子ですよ。それをたまたまボクが見つけたわけで・・・・・」

       遅れて出てきたリオ、その顔を見て驚く。

リオ  「ひ・・・・・ヒダカ隊長!?」

ハラ・イヌイ
    「何?」

       ヒュウガと呼ばれた男、それはどう見てもヒダカそのものであった。



⇒Bパートにつづく

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