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「着ぐるみを作るといったって、番組の一企画だし、
ワッと出てビルを壊して終わりじゃないか」
といっちばん初めは当事者の自分もそう思っていました。
ごめんなさい。
なぜなら、そもそも怪獣映画が絶滅危機になった一因は
「金がかかる」
ということ。
だからせいぜい5分くらいだろうか・・・と思っていたら、
日本特撮の第一線の力を結集した凄い作品に。
やはり見所は、
「やるぞ!怪獣だ!」(:樋口総指揮)
「俺達の怪獣映画を創るんだ!」(:田口監督)という一流のスタッフの皆さんのパワーの結集です。
巷では「スペシャル一本分の予算」とありますが、
その実、普通なら信じられないことに
スタッフの皆さんはボランティア同然でお集まり頂いています。
無論、我々素人ボランティア陣もアシなしメシなしの文字通りボランティア。
まさに、みうらさんや監督のもとに
怪獣への情熱と共に馳せ参じたという次第です。
まずは、舞台を金沢に設定した
みうらさんの着眼点。
怪獣の距離感が違います。
キャストの皆さんは言うに及ばず、
特撮を見ていれば絶対に覚えている方が多数登場。
そして
一歩まちがえればタダのネタに聞こえる
この怪獣を
「本物の怪獣」にして頂いたスタッフの皆さん。
特撮がある映画やTVのエンドロールを見れば
必ず名前を拝見できます。
「ゴジラ」「ガメラ」「ウルトラ」「ライダー」「戦隊」はもちろん、ある日
最近公開の
「20世紀少年」の製作インタビュー記事を読んでいて、
ボランティアとして下で働かせて頂いた美術デザイナーの
稲付さんを拝見した時は
なんて凄い場所に今居るんだろうと身震いしたものでした。
そしてスーツアクターに、FWガイガンの
吉田さん。
スーツアクター指導に、ミレニアムゴジラの
喜多川さん。
この方は私が史上最もカッコイイ戦隊だと思っている
「五星戦隊ダイレンジャー」の「名乗りポーズ」の生みの親でもあります。
さらに現場で知ってビックリしたのが
音楽:伊福部昭 氏
ポスター:開田裕治 氏
ミニチュア人形造型:寒河江弘 氏説明不要でしょう。
さらにさらにビックリでアゴがはずれたのが、
飯塚定雄 氏 が参加していらっしゃったということ。
この方は あの
キングギドラの半重力光線
ゴジラの放射能火炎
ウルトラマンのスペシウム光線の
光学作画をやっておられた方。
卒倒寸前でした。
そして
放映時間・予算・製作期間など、
様々な制約あるなかで
あれほどの作品を結実させた
田口監督の手腕は大注目です。
みうらさんの
「昭和特撮の香りを」と
樋口監督の
「今までの概念を全部ぶっ壊せ」と相反する両方の要望を
見事に融合・昇華して画面に見せてくれています。
細かく見ないとわからない伏線的お遊びも忍ばせているという・・・
初めて怪獣特撮を創った方々、
それを見て新しい平成シリーズを創った方々、
またそれを見て育った自分達、という
3世代を超えた共闘となっております。
この15分が
「まだまだ日本の特撮映画を見たい!」という
気持ちの入口になってくれればいいなーと思っています。
こんにちは。鷹見さんのブログ、すごい勢いで記事が増えていき、デザインもどんどん格好よくなっていくので毎日目が離せません。私の妻は「帰ってきたゲハラさん」を読んで、声をあげて笑っていました。「ゲハラ」はネット上でも話題騒然ですね。只々驚くばかりです。開田さんにポスターを描いてもらえるなんて凄いですね。
鷹見さんの御意見、怪獣には愛嬌が大事という点、私も妻(怪獣伯爵夫人)も大賛成です。私は怪獣の最低条件は「人間の形をしている」ことだと思っています。「人間の形をしている」からこそ恐くもあり、愛嬌もあるのだと思います。ちなみに私が怪獣に求める3要素は、
1.何を食べるか(怪獣が出現する理由づけ)
2.何を武器にしているか(石炭を食べて火を吐くとか、食べ物と武器が直結)
3.弱点は何か(その方がキャラクター性がはっきりすると思うので)
この3点を重視していつも怪獣を考えています。
ゲハラを立体化するにあたっての、さまざまな修正点、とても興味深く読ませて頂きました。怪獣デザイナーは、ただ面白い怪獣を考えればいいというわけではなく、重量や動きやすさなどを考慮した上でデザインしなければいけない、ということですね。理屈では知っていたことですが、実際に着ぐるみの下絵を描くことによって、その経験を積まれた鷹見さんが羨ましいです。ちなみに私も怪獣の指は4本までって一応決めてるんですよ。
ところで、私は最初、パフォー!にアップされてる鷹見さんの怪獣を見て、失礼ですが鷹見さんはてっきり私と同じくらいの歳の方だと思っていました。そのくらい鷹見さんの怪獣には昔のにおいがあるんです。(しかし妻はチャックマンのイラストを見て、鷹見さんは若い方だろうと言っていました。そのくらい妻には洞察力があります)
ボタギラスにもご感想ありがとうございます。「怖さ・強さの中に見えるちょっとした愛嬌」とのお誉めの言葉、嬉しく思います。「怪獣にだって命があるんだ。この世に生まれてきた時に不自由のない体にするべし」という妻から私へのアドバイスをお読み下さり、デザイナーの成田氏が持っていた「人が生理的に気味悪がる怪獣にはしない」という原則を思い出していただけるなんてとても光栄です。私も鷹見さんに並ぶよう頑張りたいと思います。
鷹見さんの記事、すべて読ませて頂きました。
記事の中や、お送り頂いたメールでもおっしゃっていましたが、鷹見さんは愛嬌ある怪獣がお好きで普段はあまり醜悪な怪獣は描かれない方なのに、たまたまそういう無気味な近寄りたくないような怪獣を描いてしまわれたということですが、結果的にその怪獣がみうらさんに気に入られて勝利を得たわけなのですから、それが運命であり、鷹見さんの実力なのだと思います。ちなみに私は、単に格好よくキメてるだけの怪獣よりも人間臭い怪獣の方が親しみがあるから好きなんです。
ゲハラの映画には相当お金がかかっていそうですね。パフォー!でデビューした方々の中で一番お金をかけてもらえたのではないでしょうか。鷹見さんはとても幸せな方ですね。映画化だけではなくフィギュア化まで決定し、いろいろな一流の方々とも出遭えて、本当に素晴らしいことですね。うちの主人(怪獣伯爵)も今でもパフォー!に投稿していたとき以上にいい怪獣をたくさん描き続けています。見逃されるには勿体ない怪獣です。いずれは認められると私は確信しています。
「ゲハラさん」の4コマ漫画の方も、絵がお上手で、かわいいです。テレビ放送後、鷹見さんのファンが増えるでしょうね。
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