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#3 瀕死の巨人 (Aパート)

空想特撮シリーズ
ウルトラマンファイア


   瀕死の巨人


登場人物

      ヒダカ・マコト
      ナナセ・リオ
      ハラ・カツヒコ
      イヌイ・ケイスケ

      ホシノ・イサム
      カミコウチ博士


      コージー教授
      調査員男1
      調査員男2
      調査員女


エネルギー生命体スペース・モンス
     巨蝶モルフォ蝶
     怪奇植物スフラン
     岩盤怪獣ガルバドン

     ウルトラマンファイア

                           

       「ウルトラQ空想特撮シリーズ」

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aban5

1、 宇宙  

        幾多の星々が輝く宇宙空間。
        太陽から一直線に飛んでいく一つの赤い流星。
        と、金星の影から青白い球体が現れ、赤い流星を追う。
        
        カアッ!
        衝突する二つの流星。
        すると、青白い球体がドロッとした液状に広がり、赤い流星を包み込む。
        勢いを失くしていく赤い流星。
        
        ピコン、ピコン・・・・・
        赤い流星が明滅する。

        シュワアッ!
        アメーバ状の物体に包まれたまま、最後の力を
        振り絞るように加速する赤い流星。
        その先に見える、地球。
        大気圏に突入、燃え上がり―――
        
        ピコ・・・・・
        光が消えて、暗くなる流星。
        地球へと落ちていく。
N  「その日、地球にひとつの隕石が落ちてきた」

2、 タイトル                           

       「ウルトラマンファイア」
       「瀕死の巨人」
aban6

#3

(F・I)  クレジット・タイトル――      (F・O)
       「岩盤怪獣ガルバドン 登場」
m3


3、 ヨコハマ沿岸                         

        ファイアとアランガの戦い。
        すでにファイアのカラータイマーは赤。
        第1話同様に岩石投げでアランガを海に放り投げる。
        そのままソルゼウム光線・・・・・が、

        ピコン・・・・・
        タイマーの時間が切れ、ファイアの動きが止まる。
        タイマーから激しい炎のような光が上がり、
        ファイア爆発、衝撃波が周囲に広がる。
       エネルギーは柱のように空に上り、白い光に包れる。

       暗くなる画面。

4、LEAD基地・大会議室                     

カミコウチ博士
    「以上がシュミレーションの結果です。」
       LEADブレーンズ・フロア(科学セクション)
       最高責任者、カミコウチ博士が大スクリーンを背に立つ。
       会議室には、LEADの総司令を始め各セクション
       の代表が出席している。
       スクリーンに出るファイアのスライド。
カミコウチ
    「巨人・・・・・ああ、ウルトラマンとか言うことにしたので
     したね。ウルトラマンはある程度の時間、まあ3分間、
     それしか活動しないのは記録通りです。ただ、五十年
     前と異なるのは、今のほう・・・・・」
       助手から資料を手渡される。
カミコウチ
    「失礼。ウルトラマン・ファイアと命名された別個体は、
     最初の2分間、まあこれを『QUIET・LIMIT』
     としましょう。この間、どうも体が温まっていないん
     だか動きが悪い」
       スライドの写真が変わる。
カミコウチ
    「だが極端なことに、赤くなった後、『BURST・LIMIT』
     の時間帯に入ると、エネルギーが表に一気に放散され、
     それが強力なパワーを生んでいるのです」
       光線の写真。
finish2

カミコウチ
    「この赤色光線はエネルギーの代謝行為だと思われます。
     これにより体に溜まりすぎたエネルギーを放出できる
     のです。ただ、この放出が3分に収まらないと」

       パーン、と手を叩くカミコウチ。

カミコウチ
「先ほどの大爆発を起こします」
       ざわつく出席者たち。
       それぞれにファイアが敵か味方かを論じている。
       その中で一人だけ居眠りをしている男。
       ヒダカである。

5、ジャングル                          

       鬱蒼と木々の生い茂るジャングル。
       それを踏みしめる調査隊。

6、LEAD北米支部・ロケット基地
                

       銀色に光るロケット。
       S「LEAD北米支部・国際宇宙センター」
N   「LEADは地球環境をコントロールする『エバーブルー計画』の
    一環として、火山の噴火を事前に抑制する
    高エネルギー地下弾道弾『プロメテウス1号』を作り出した。
    それが今まさに、発射のカウントダウンが始まっている」
p-1

       発射された「プロメテウス1号」、大気圏で向きを変える。
       その軌道予想が表示されたディスプレイ。
       着弾点は南米である。
N   「その試験発射の対象として、異常な火山活動が続く南
     アメリカ・ガルバ山が選ばれた」

7、ジャングル                          

       調査隊は5名。
N   「『プロメテウス1号』の効果を調査するため、各国の
    専門家からなる調査隊が派遣された」
       談笑しながら歩く調査隊の中に、ヒダカの姿。
N   「生物系統学の専門家として、極東支部からヒダカ隊員
    が参加したのだった」
       談笑の相手は、インディジョーンズばりのなりをした、
       アメリカ人の調査員・コージー教授。
ヒダカ 「はあ、コージー教授は日本好きなんですか」
コージー「エエ。日本ノ名物ハ、地震、かいじゅー・・・・・」
       と、木の上の何かに気づいた。
コージー「Hey! Look!」
       熱帯林の間に、鱗粉を撒き散らしながら飛ぶ巨蝶。
       その大きさは優に1mを超える。
コージー「So big butterfly!」
ヒダカ 「モルフォ蝶・・・・・の変異体か!」
       駆け出すコージー教授。
コージー「Hurry up! 見失ウゾ!」
ヒダカ 「Stop! Mr・コージー!」
       あわてて追いかけるヒダカ。
       他の調査隊も後を追う。
       熱帯雨林を素早く飛んでいくモルフォ蝶。
       息も絶え絶え、丈の長い草をかきわけ走る教授。
       その草の切れ目。
       教授の体が宙に浮く。
       断崖絶壁。
       モルフォ蝶、天高く飛んでいく。
コージー「Ohhhh!」
       勢いあまって教授、奈落の底へ。
ヒダカ 「崖! 言わんこっちゃない!」
       ヒダカも地面を蹴って、谷に飛び込む。
       深い崖を真っ逆さまに落ちていく二人。
コージー「OH MY GOD!」
       バンザイをしたまま落ちていく教授。
       崖の下に生えた熱帯雨林のなかに吸い込まれていく。
       ヒダカもその中に落ちていくか、という刹那、

ヒダカ 「ん?」
       ヒュルル!
       熱帯林から何本もの緑色のツタが伸び、ヒダカの
       体があっという間にからめとられる。
       そして抵抗する間もなく、大木に吊り上げられてしまった。

       ツタの正体は怪奇植物スフラン
ヒダカ 「この植物は・・・・・スフランか!」
       コージー教授も逆さまに吊られていた。
コージー「人ノ体重ヲ支エル程大キイ、すふらんハ初メテダ。デ
      モ、オカゲデ助カリマシタネ」
       二人を吊るしたままのツルが段々下に下がる。
コージー「すふらんハ、つたデ獲物ヲ捕ラエ、吸血シテ養分ヲトルノデス・・・・・」
       樹木のうろに隠れたスフランの花弁が口を開けて待っている。
コージー「Nooo! ヤッパリ助カッテマセ~ン! ヘールプ!」
       じわじわと口に引き寄せていくスフラン。
       締め付けられながらも、腰に手を伸ばすヒダカ。
       ベルトから、オーヴァル・ショットを手にする。
ヒダカ 「届いた! 伏せろ!」
コージー「イエッス!」
       めいっぱい頭を抱える教授。
       ビイイッ!
       ヒダカ、背中越しにショットを放つ。
       ビームが教授の頭をかすめ、その教授に巻きつく
       スフランを焼き切る。
       ドサリ、と不恰好にも無事に着地した教授。
コージー「Oh! Miracle shooting!」
       シュルリ!
       ヒダカの真下から伸びてきたツタが、ショットを叩き落とす。
ヒダカ 「うっ!」
       スフラン、ヒダカをがんじがらめにし、いよいよ
       大口の花弁に取り込もうと引き寄せる。
       間一髪、両足で何とか花弁に噛み付かれるのを堪
       える。
ヒダカ 「く・・・・・!」
       ビビッ!
       その頬をかすめ、スフランに命中したビーム。
       コージー教授、ヒダカの落としたショットを拾って、
       震えながらも構えている。
ヒダカ 「Mr.コージー! ここを狙って!」
       ツタにからまっている体を無理やりよけて、花弁
       の中央を見せる。

       ビイーッ!
       教授の放ったショットが見事命中。
       スフランは中央から燃え上がり、ゆるんだツタか
       ら飛び降りるヒダカ。
       見事着地。

コージー「ひだか、Are you OK?」
ヒダカ 「はは・・・・・。Good job,Mr.」

調査員男1
「二人トモ、大丈夫カ?」
       遠回りして崖を下ってきた残りの調査隊が駆け寄ってきた。

8、 岩山                             

       ヒダカが手を貸し、最後の1人をひっぱりあげる。
       あたりに立ち込める蒸気。
       正面に、静かに噴煙を上げるガルバ山。

調査員女「プロメテウス1号は、やはり失敗だったようですね。
      依然マグマの活発な対流が続いていますから」
コージー「ソノ上、コノ異常ナ火山活動ガ、じゃんぐるノ生態系ヲ、狂ワシタノダ」
ヒダカ 「やはり自然は、人間の手におえる代物じゃないな」

       その時、ヒダカ、太陽に大きな黒点のようなものを見つける。
       その黒点、段々大きくなる。
ヒダカ 「あれは何だ?」
       全員が見上げたときには既に、太陽を覆い隠す日食のように
       大きくなっていた。
ヒダカ 「燃えてる・・・・・あれは隕石だ! しかも、こっちに来るぞ!」
コージー「ナンダッテ! 逃ゲロ!」

       わらわらと逃げ出す調査隊。
       ヒダカだけは隕石を見つめたまま動かない。

       ドオ・・・・・グウウ!
       赤く燃え上がる隕石が、ガルバ山の山頂に激突。

       大地震。
       地面に亀裂が走り、蒸気を噴き出す。
       ドドドドド・・・・・
       地鳴りが次第に大きくなる。

調査員女「ガルバ山が、噴火する!」
       ガルバ山から巻き上がる黒鉛。
       ドドド・・・・・
       しかし、その地鳴りは小さくなっていき、ついに
       は止まってしまった。
       全速力で逃げていた調査員達も、それに気づき足を止める。
コージー「ナンダ。ヒョーシ抜ケダナ」
調査員男2
     「今頃プロメテウスが効いてきたのか?」
コージー「Lucky, lucky. コレコソ天ノ助ケ・・・・・」

       ガガガガ・・・・・
       先ほどとは違う大きな地鳴り。
       岩が割れるような音が地底から鳴り響く。
       バキバキバキ・・・・・

ヒダカ 「山が、割れる!」
       ガルバ山の中腹から、外側に向けて亀裂が瞬く間に広がる。

       山の表面の岩石を吹き飛ばして、現われる巨大な前脚!
       ゴオーッ!
       さらに図体に比してやや小ぶりの、ゴツゴツした頭。

       アガーオ!
garubadon

       崩壊した山から顔を出す、岩盤怪獣ガルバドン
       前脚で、ゆっくり前進する。
       山の岩石は水あめのように溶融し、前進するガルバドンの背中にくっつき、
       ひっぱられることで背中に突起を形作る。
       巻貝のような節がそれぞれ、リボルバーのように回転している。

       煙を上げるガルバドンの背中。
       背中からエネルギーが流れ、喉に溜まる。
       グワッ!
       ガルバドンから放たれた火炎光線が、その直線上
       の森林を一瞬で灰に変え、その地面は砂漠のように砂が凝固する。
調査員男1
    「ゲホ・・・・・。火山灰で視界がきかない!」
調査員男2
    「事前の衛星データには怪獣なんていなかったぞ!」
ヒダカ 「あの隕石は怪獣だったんだ!」
       逃げ道を探そうとしていたヒダカ、怪獣の足元か
       ら程近い地割れのそばに、あの「プロメテウス1号」を見つける。
コージー「プロメテウス! ナゼアンナ所ニ!」
ヒダカ 「きっと、マグマだまりで不発だったのが、さっきの噴
     火の勢いで地上に押し出されたんだ・・・・・」
       怪獣に向かって走り出すヒダカ。
ヒダカ 「まずいぞ!マグマを消滅させるほどの高エネルギー弾
     が、地上で爆発したら、向こう500年ここは不毛の砂漠だ!」
コージー「STOPヒダカ! 行ッタラ命ハナイゾ!」
       ヒダカ、軽く振り向いて、
ヒダカ 「ご心配なく。慣れてますから」
       噴煙に消えるヒダカ。

⇒Bパートにつづく

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