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#3 瀕死の巨人 (Bパート)

⇒Aパート

9、 LEAD基地・大会議室                    

ホシノ 「ヒダカ君。会議はとっくに終わったよ」
       目を覚ますヒダカ。
ホシノ 「睡眠はベッドでとったほうが気持ちいいぞ」
       ヒダカ、まだしっかりと目が覚めず、
ヒダカ 「はあ・・・・・」
       ホシノが去った後、ヒダカがポツリと呟く。
ヒダカ 「彼の・・・・・記憶を見ていたのか」


10、 LEAD基地・特専ルーム                 

       ドアが開いて、あくびをしながらヒダカが入ってくる。
ハラ  「だから俺のラーメンをどこさやったか聞いてんだ!」
リオ  「全部捨てました。あんなに机が汚いから仕事に身が入らないんですよ」
ハラ  「せっかく銭賃ためて買い溜めしといたのを!」
イヌイ 「ハラさんのラーメンはともかく、自分のパーツ部品ま
     で捨てるなんてヒドイっスよ! 新兵器の部品なのに!」
ヒダカ 「なんだなんだ騒々しいなあ。ありゃ、随分とスッキリしたな」

       突如として整頓された特専ルーム。

リオ  「私はこの部屋を掃除してあげたのです。大体今までが
     散らかりすぎだったんですよ」
ハラ  「まったく、冗談じゃないだろ大将!」
       自分のイスに座り、一息つくヒダカ。
       時計をみながら、
ヒダカ 「今日のゴミ回収時間は5時・・・・・そろそろかな」
       はっ、とするハラとイヌイ。
ハラ  「いくぞ」
イヌイ 「了解!」
       飛ぶように出て行く。

リオ  「もう、せっかくキレイにしたのに」
       ドアが開いて、二人が戻ってくる。
ハラ  「お前も来いよ!」
イヌイ 「どこに捨てたのか案内してもらわないと!」
リオ  「そ、そんな強引な!」
       リオは二人に引きずられ、皆出て行く。
       一人の残ったヒダカ。
       その横でシャインが顔をなめている。
ヒダカ 「記憶では、よくかわいがられていたらしい」
       手を差し出すが、プイ、とシャインは顔を背け、
       机から飛び降りて出て行ってしまう。
ヒダカ 「あいつにはわかるみたいだな」

11、ガルバ山                          

       ショットで怪獣の気を引こうとするヒダカ。
       ガコオッ! ガルバドンは前脚で眼下のヒダカを
       潰そうと振り下ろす。
       割れる地面に足を取られるヒダカ。
       ガルバドン、火炎光線を放つ。
       首が曲がりきらず下のヒダカには当たらないが、
       光線の軌道一直線が砂漠化する。
       倒れこんだヒダカの目に入る、プロメテウス1号。
ヒダカ 「(OFF)彼は、このままではいつかはプロメテウスが
     爆破されることを悟った」

       プロメテウス1号のほうへ走るヒダカ。
       すぐそこに深い地割れが口を開け、底にはマグマが流れている。

       すぐさまオーヴァル・ショットをハイパーレンジ=モードに。
       バババ!
       ヒダカ、プロメテウスを下支えしている岩石にビームを放ち続ける。
ヒダカ 「(OFF)彼は、少しでも地上の被害を小さくしようと、
     プロメテウスをマグマの底に落とそうとした」

       ヒダカの背後に迫るガルバドン。
       それに気づき焦るヒダカだが、岩石にビームを照射するのをやめない。

       バキィ! 岩石が砕け、地割れのほうに傾くプロメテウス。

       そのまま落ちる、と思われたが、あと一歩、瀬戸際でフラフラともちこたえている。

       ヒダカ、再び引き金を引く。
       カチッ! カチッ!
       ショットのエネルギーが切れた。
       後ろではガルバドンの喉に再びエネルギーが溜まる。

       意を決したヒダカ、プロメテウスに向かって突進。
       ドン!
       衝撃は小さかったが、バランスが崩れ、マグマに落下するプロメテウス。
       そして、勢いあまったヒダカもマグマの中へ――。

12、マグマ                            

       赤い光のうねり。
       あちらこちらにスモーク。
声   「目覚めない・・・・・」
       ヒダカの体が赤い光の中に浮いている。
声   「肉体は再生できたが、既に彼の生命の光は失われてしまった」
       ヒダカの体の下に輝く光。
       うっすらと人間のような形が浮き出る。
       力を失い横たわっていたウルトラマン・ファイア。
ファイア「あの怪獣の正体は私に取り付いて地球へ落ちた
     スペース・モンス・・・・・。あらゆるエネルギーを吸収するス
     ペース・モンスは、私の太陽エネルギーを、
     そして地球のマグマを吸収して実体化した。
     そして・・・・・彼を殺した」
        ヒダカの肉体。
ファイア「私は・・・・・命が尽きる前に、もう一度立ち上がらなく
     てはならない・・・・・しかし、力が足りない・・・・・」
       ファイアの胸に、赤いカラータイマーが現れる。
ヒダカ 「(OFF)頼む・・・・・地球を・・・・・人間を守ってくれ」
       ヒダカの肉体の真上からゆっくりと回転し落ちて
       くる棒状の物体。
p-1

       高エネルギー弾、プロメテウス1号である。
       それがヒダカの肉体と重なる。
       光となってプロメテウスに吸収されるヒダカ。

       光り輝くプロメテウスは、その下のカラータイマーの中へ。
       カラータイマーがブレイズタイマーに姿を変える。
       フラッシュ、ビーム!       ファイアが飛び上がる。

13、ガルバ山                           

       大火事の森林の中、進撃するガルバドン。
       ドドド・・・・・、と地鳴りがした刹那、
       ドン!
       大地を割って赤い球体が飛び出てくる。
       衝撃でひっくりかえるガルバドン。
       一直線に上った球体、太陽と重なる。
       カッ!
hensin01

hensin02

hensin03

       ウルトラマン・ファイア登場。
コージー「THAT,S A GIANT!」
       岩陰に隠れていた調査隊も、それに気づく。
N   「その時、宇宙人は残る命を再び燃やし始めた。彼はM
       78星雲、光の国の戦士だったのだ!」

vsGAR

       突起を回転させ、火炎光線をためるガルバドン。
       ファイア、ならばこちらも、とエネルギー光線の構え。

       しかし、溜まりかけた光は飽和せず、消えてしまう。
       ドオッ! かろうじて火炎光線を避けるファイア。
       両手を見て困惑しているファイアに、ガルバドンが突進をしかける。

       ジャンプで飛び越え、そのまま馬乗りに。
       背後からガルバドンに首締めをかける。
       グル・・・・・突起が回転し、振り落とされるファイア。

       そこに巨大な前脚がのしかかる。
       どうにも抜け出せないファイア。
       そのファイア目がけ、今にも火炎光線を放とうとする。

タイマーが青から赤に。

       ―――すると、ファイアの全身にはしる赤い光。
       ファイア、勢いよく上半身を起き上げ、圧し掛かるガルバドンを跳ね飛ばす。
       あえなく火炎光線は天上へ。
       ヒラリ、身を切って着地するファイア。
       低い体勢、疲労している。
コージー「WHAT,S HAPPENED?」
調査員男2
    「巨人が変わった」
       ピコン、ピコン・・・・・
       重量級の格闘を繰り広げるファイアとガルバドン。
ファイア「ダハーッ!」
       ガルバドンの突起を手刀で破壊し、距離をとる。
       身を震わせ、ガルバドン、最大パワーの火炎光線。

       グウッ、胸の前で受け止めたファイア。
       そのまま、パアン、と潰し消し去った。
       たじろぐガルバドン。
       煙の上がる両手で、ソルゼウム光線の動作。
finish

finish2

       ドワッ、バババ!
       光線がガルバドンに命中。その体の岩石が砕けていき・・・・・

       粉々になるガルバドンの表皮、しかし中から、白い球体が姿を現す。
       防壁を失ったスペース・モンス、
       再びファイアに取り付かんと、ソルゼウム光線を押し返しながら
       ファイアに迫る。

       激しく点滅するタイマー。
       バチバチバチ!

       スペース・モンスは光線の出所まで迫る。

ファイア「ヤーッ!」
       光線最大、
       ドカアン! 耐え切れずついにスペース・モンス、
       木っ端微塵。

       戦い終えたファイア、空へ・・・・・

14、LEAD南米基地・メディカルセンター病室          

ヒダカ 「全員無事か、よかった」
       病室で横になっていたヒダカ。
調査員男1
    「人ヨリ自分ヲ心配シロヨ。アソコカラ助カルナンテ」
コージー「トコロデ、第一発見者トシテ、我々ガアノHEROノ
     名前ヲツケヨウト思ウノダガ」

調査員女「宇宙生物「BEM」の太陽神「RA」でBEM=RA
      というのはどうでしょう」
調査員男2
    「いやいや、我々を救った真紅のヒーローだから、
    RED=MAN、のほうがカッコいいだろう?」
コージー「多数決デ2対2ナノダ。ヒダカ、ドッチカ決メチャッ
      テクレ」
ヒダカ 「彼は・・・・・」
       注目する一同。
       ヒダカ、ベッドから起き上がり、カーテンを開く。
       光が差し込む。
ヒダカ 「彼の名前は、そうだな、僕らの言葉にすれば―――
     ウルトラマン・ファイア―――」

15、LEAD極東基地・特専ルーム(現在)            

       ブレイズタイマーをじっと見つめていたヒダカ。
       イスから立ち上がる。
       窓から太陽が見える。
ヒダカ 「彼のためにも、命ある限り、私はこの星の未来を見定めよう」

16、LEAD基地・全景                      

       沈み行く太陽に輝く基地の全景――
                             (F・O)

                       《 以下次回 》


〈登場怪獣〉

エネルギー生命体 スペース・モンス
不定形だが、宇宙空間では引力で球体になる。
全てのエネルギーを食らいつくすため宇宙で恐れられる怪生物。
かつて地球に来訪し「バルンガ」という学名で呼ばれ、
東京を混乱させたが、太陽へと誘導され地球を去る。
太陽への航路でウルトラマンファイアと遭遇。
名前は「ウルトラQ」のボツ稿から。

巨蝶 モルフォ蝶
本来アマゾンに生息する蝶が巨大化したもの。
ウルトラQ「変身」登場。

怪奇植物 スフラン
ジャングルに生息する吸血植物。ツタで獲物を絡めとり、
樹上の口で吸血する。
ウルトラマン「怪獣無法地帯」「怪獣殿下(前篇)」登場。

岩盤怪獣 ガルバドン
スペース・モンスがガルバ山のマグマを吸収したために
硬化し、怪獣状になったもの。
巻貝上の体が回転、浮上するマグマを火炎光線として放つ。
名前は「岩盤」×「バルンガ」の並び替え。

〈もとネタ〉

2つの球体 …「ウルトラ作戦第一号」

コージー教授 …ウルトラQ「変身」モルフォ蝶のリン粉で
        浩二という男が巨大化した。
BEM=LAR
RED=MAN…科学特捜隊べムラー、レッドマン。
「ウルトラマン」企画段階の名前。

⇒次回予告へ

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