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終末の刻

地球は混乱していた。

現在火星の公転軌道上に発見された
謎の彗星が、さらにその速度を上げたのだ。

各国のスーパー・コンピュータは、
およそ3日後に98.99%の確率で
その彗星が地球に衝突する計算をはじきだした。

既に各地のシェルターは、多くの富豪・政治家・有力者の
予約で満員になっているらしい。
人々は地上で逃げ惑い、全ての法は失われた。
信号を無視した暴走車同士が衝突し、強盗や暴行が溢れかえり、
都市から離れる磁力列車には、助かることに必死な人々が我先にと乗り込んだ。

「乗車ルールを守りましょう。お年寄りの方、体の不自由な方には優先
的に席をお譲りください・・・」人間を満載した列車は、何度も自動ドアを開閉した後、
地方へと発進した。

3日後。

突如として彗星はその速度を緩め、
地球をかすめるように彼方へと飛び去っていった。

科学者達はあっけにとられていたが、ますは自分達が無事だったことを
喜ぶことに躍起になっていた。



地球を去った彗星―正しくは彗星型宇宙船の中で
頭から3本の触角が伸びた銀色の人間が二人、会話を交わしていた。
「久しぶりのドライブなんでついついスピードを出しすぎてしまったよ。
あんなに遅い星がまだあったなんて、あやうく事故になるところだった」
「仕方ないよ。まだ乗組員が発達していないようだし。でも我々が
学ぶべきことも言っていたよ。弱い者に道を譲ってやれって」

[ 2008/12/17 04:09 ] SS小説 | TB(0) | CM(0)

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