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#1 不死鳥と呼ばれた男 (Aパート)

空想特撮シリーズ
ウルトラマンファイア


   不死鳥と呼ばれた男


登場人物

      ヒダカ・マコト (25)
      ナナセ・リオ (20)
      ハラ・カツヒコ (27)
      イヌイ・ケイスケ (21)

      アカツキ・マヤ (38)
      イザキ・シュウジ (23)
      ムカイ・イチロウ (28)
      サワタリ・イサミ (26)

      ホシノ・イサム (64)


      調査員1
      調査員2
      密漁者1
      密漁者2
      カップルの男
        〃  女










      原始怪獣アランガ

      ウルトラマンファイア




1、 深海の海溝        
                  
暗闇の中心に小さな光、徐々に大きくなる。
海溝の岩壁を照らしながら降りてくる、深海調査艇「うらしま」。

N   「ここは未だ人類の手の及ばぬ深海の世界。 ・・・・・遥かなる闇が、ひっそりと眠っている」

潜航していく「うらしま」。
徐々に光が小さくなり消え、浮かんできたマリンスノーが文字を形作る。

  「ウルトラQ 空想特撮シリーズ」


2、「うらしま」の中                        

最新機器が密集する船内。
2名の調査員が乗っている。
操縦席から見える、銀色に鈍く光る岩石。
明らかに周囲の岩とは不釣合いである。
その殆どは岩壁に埋まり、表面は塵に覆われている。

調査員2「スキャニングパルス、照射準備完了」
調査員1「照射開始!」

3、海溝                              

「うらしま」の底部から照射される特殊な超音波。

調査員1「(OFF)海底8千m、これを何だと思う?」
調査員2「(OFF)玉手箱・・・・・ですかね」

4、「うらしま」の中
                        

物体の内部映像がじわじわと映像化される。

調査員2「最近この海域で、魚が異常発生したり、原因不明の沈没が起きたり・・・・・。
      『龍魚』が出る前触れだって、漁師の間では専らの噂ですよ」
調査員1「伝説の・・・・・巨大魚か? 今時そんな迷信流行らんぞ」

徐々に解像度が上がっていくと、そこに異形の影。

調査員2「これは・・・・・!?」
調査員1「驚いた――何か、いるぞ。パルスの質力を上げてみろ」

5、海溝 
                             

海底に響く電磁波。
「うらしま」の周りに気泡が沸いてくる。
そして艇に覆い被さる巨大な影。
影はだんだん真下の「うらしま」に接近する。

調査員2「(OFF)本物の玉手箱なら・・・・・もし開けば―――」

暗闇に湧き上がる気泡―――

6、夜の海     
                        
暗い海上に浮かぶ一隻の船。

7、船上  
                            
密漁者1「夜空の~ほォしに~祈り~をこめて~と」

海中から網を引いている男。
鼻歌の調子がいいのは、網に大量の魚がかかっているからである。
跳ね回る魚。

密漁者1「取れるわ取れるわ、すげえ機械だ」

船底についた新型ソナー。
それが発する特殊な音波が、魚をおびき寄せている。
海底から迫る巨大な影。

密漁者1「超音波で魚をおびき寄せるとは、科学も進んだもんだ」

操舵室から顔を出すもう一人の男。

密漁者2「早くしてくだせえよ」
密漁者1「わかってら! どうせ密漁だ。獲れるだけ獲ってさっさとオサラバさ」
密漁者2「いや、この辺は『龍魚』が出るんでさあ・・・・・」
密漁者1「リュウギョ!?」

ザバア・・・・・
彼らの背後に現れる巨大な怪獣の頭。
しぶきが上がり、船が海中に引き込まれて消える。

怪獣の声「ガアアア・・・・・」

N   「これは、現実を超えた空想の世界、そう、『ウルトラQ』の世界―――」

8、タイトル 
                           
       「ウルトラマンファイア」
       「不死鳥と呼ばれた男」
aban6

#1


(F・I)  クレジット・タイトル――         (F・O)
       「原始怪獣アランガ 登場」
m1


9.LEAD基地・全景                       

深い山に囲まれた台地に、LEAD基地がある。

N   「Limited Experts for Advanced Defense・・・・・
     LEAD。人類の導き手となるべく発足した国際防衛組織である。
     ここは、南東北の深き山あいに建つ極東支部」

10、特専ルーム前廊下 
  
                    
N   「その中に特別指定事件専門捜査班という・・・・・あまりに名前が長いので
     略して『特専(とくせん)』と呼ばれる者たちがいた」

「特別指定事件専門捜査班」のプレートがあるドアの前に立つ、新人隊員のナナセ・リオ。

その手に、チェーンでペンダントにした流星バッジ。
それを見つめ、深呼吸。
マストシーバーを取り出し、ドア・キーに当てるとドアが開く。

N   「彼等は怪事件を専門に調査し・・・・・一方で『珍獣天下』
     の異名を持っていた」

11、特専ミーティングルーム
                    

リオ  「おはようございます! 今日も地球のため、平和のため頑張りましょう!」

何に使うかも分からない様々な部品に埋もれた机に座り、銃をいじっている男。
特専の武器オタク、イヌイ・ケイスケ隊員である。

イヌイ 「あの台詞も、3日も聞いてると自然に感じるから不思議なもんスね」

その逆サイド、カップ麺にお湯をさしているのは、恰幅のいい体をした
ハラ・カツヒコ隊員。

ハラ  「大将が帰ってきたらよ、また大そうな優等生が入って
     きたって驚くべな」
リオ  「あ、やっと今日、隊長に会えるんですね」

乱雑に本が積み重なったデスク。
「出張中」とご丁寧に札が立っており、その前で猫がのんびりと眠っている。

リオ  「不死鳥と呼ばれた男、か・・・・・」

12、特専ルーム前廊下(回想)                   

       S「3日前」
リオ  「えっと・・・・・これから、怪獣、宇宙人、あらゆる脅威から
     人類を守るため、命をかけて頑張ります! ・・・・・と、こんな感じかな」

リオ、大声で所信表明の練習をしていた。

リオ  「いよいよ私も、地球の平和を守る時がきた・・・・・」

その足元、堂々と歩く猫。

リオ  「あらら・・・・・? 何で基地内に猫が」

その猫、慣れた具合に自動ドアを開け、ルーム内に入っていってしまう。

リオ  「コラ、勝手に入っちゃ駄目よ!」

追いかけてリオも中へ。

13、特専ルーム内(回想)                     

猫=シャインを抱えあげるリオ。

イヌイ 「(OFF)シャイン、今は手が離せないからあっちにいってなよ・・・・・」

目の前の瓦礫(のような機械の山)から突如イヌイが顔を出す。

リオ  「わっ!!」

驚いた拍子に、足元の機械に足を滑らせるリオ。

ハラ  「(入口からカップ麺を抱え入ってきて)おっとっと・・・・・
     今日は名店とんとん亭の味・・・・・!!」

リオとぶつかり、ひっくり返るカップ麺。
イヌイの持つ銃にスープがかかり、ショートする銃、血の気の引くイヌイ。

ハラ  「だ、誰だおめえは!」

リオ、慌てながらも行儀よく直立して、

リオ  「私、今日から特専に配属された、ナナセ・リオです!」

14、特専ルーム内(現在)                     

ラーメンの横にトン、と置かれた砂時計。
メインデスクに座るハラとイヌイ。

イヌイ 「調べたら、養成所を首席卒業、本物の優等生っス」

シャインに餌やりをしているリオ。

リオ  「食べないの? 口に合わないのかな?」

と、無意識に指でキャットフードを一口食べる。
複雑な表情を浮かべるリオ。

ハラ  「ま、天才と何とかは紙一重っていうからな」
イヌイ 「元々、特専にいる時点で変わり者に決まってンスから」

ハラの手元のカップ麺に目線を向ける。

ハラ  「ん!? 何か言いたいのか? ワン公」
イヌイ 「(カッとする)だからその呼び方は・・・・・!」
リオ  「ハラ隊員、イヌイ隊員!」
ハラ  「どうした? 優等生」

リオに手渡された大衆新聞の切り抜き。

ハラ  「『龍魚、現る?』・・・・・」
リオ  「既に船が数隻行方不明、それにこの海域では深海調査中の
     有人潜水艇が行方不明になっています。怪しいと思いませんか?」
イヌイ 「また怪獣の仕業とでも? もしそうだとしても、出てきたらFASTが
     退治するんスから、こんなゴシップ物までわざわざ自分達が動かなくても・・・・・」
ハラ  「そうそう、ゆっくりしてっぺよ」
リオ  「目の前の相手に立ち向かうのは勇気が要るけれど、見えない脅威に立ち向かうためには
     さらなる勇気が必要である・・・私の祖父の持論です。
     そしてその謎を解決するのが、私達特専の任務です!」
イヌイ 「ご立派というか、なんというか」

リオ、敬礼して、

リオ  「出動しますっ!」

出動のため、リニア=エレベーターへ。

イヌイ 「あ、あ、ちょっと!」
ハラ  「まだ3分経ってねえのに・・・・・」

リオの後を追う二人。
時を刻む砂時計。

15、リニア・エレベーター                     

リニア・エレベーターは、格納庫に直通しており、
内部に備え付けられたボックスに各隊員のヘルメット、グラブ、ガン・ケースが入っている。
リオがメットにシーバーを挿入する。
ピー! と、アイガードに正常起動確認の表示が出る。

ハラ  「マニュアル通りに準備してるところをみると、実戦経験はあんまねえな?」

毅然と、

リオ  「しっかりした準備が、非常時に役立つのです」

チーン!

エレベーターが格納庫に着いた。
開く扉。

16、格納庫                            

ハラ  「見ろ、これが・・・・・」

出入り口の下に配置されていた、シルバー地にブルーのラインが輝く戦闘機。

ハラ  「俺たちの頼もしい足、アースソード・BLUEだ」
リオ  「知ってます。養成所時代に散々操縦訓練をしましたから」

早々に乗り込んでいくリオ。

イヌイ 「一枚上手っスね」
ハラ  「うるせえ」

17、ソードBLUE内                       

操縦席にリオ、助手席にハラ、後部にイヌイ。

リオ  「メインエンジン始動」

キューン!
エンジン音が次第に高まっていく。

イヌイ 「目的地は?」
ハラ  「深海だ!」
リオ  「アースソードBLUE,発進します!」

エンジンの光一閃、長い筒状の滑走路を貫けて、
加速するBLUE。

18、LEAD基地                         

基地からまっすぐに上空へ消えるBLUE。
                            (F・O)


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