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ゲハラDVD発売

みうらじゅんさんの脚本草稿をはじめて読んだとき、

「ああ、こんなシーンあったよな」
「あの場面は忘れられない」

場面の文章。

計算したパロディではなく、およそ純粋に
「今みれないんだから、見たいんだよな。衝動的に」
といった特撮映画への欲求不満があったのだと思う。


「サンダーバード」でセット周りが心配になるほど爆破が起きたり、
「ウルトラマンA」で超獣が三枚におろされたり、
「ゴジラ(1954)」の「画」に身震いしたりしていると、

なんだってCGというのにも飽きてきた所。

なぜって、「特撮」ものでは最先端かもしれないけど、
私達の世代は「アニメ」「ゲーム」で死ぬほど「迫力のある」CGを見続けてきているから、
ウルトラマンがぐるぐる回ってもあまり驚きはしないらしい。


映像プラス#7田口監督のインタビュー記事
「着ぐるみだってわかると萎えるらしいんですけど、僕はCGだとわかっちゃうと萎える」

「萎える」同感。
一種、現実にない話を見るとき、「萎え」て現実に引き戻されると致命的。

ハリウッドばりのキングコングの毛一本一本までリアルに再現できるなら、
CG特撮もあり。
ただ、現実的に日本で全編そこまでのレベルに行った品があるかというと疑問。

まだあの暗さや、シワや、ホコリを再現しきれていないからね。


喜多川さん(スーツアクター)/撮影現場にて
「CGか特撮かとどっちかじゃなくて、うまく使いわけてけばいい」

かつて動きが制限されていた着ぐるみも、技術の進歩で
「FW」のころにはあそこまでアクションができるものになったそうだ。

果たして、技術の進歩はどんな怪獣を作るか。


そして、シリーズ物は
「心機一転」と「原点回帰」の両サイドにふれる。
ウルトラマンしかり、ライダーしかり。
そして一枚看板系怪獣映画も。

ただ、街中で戦える戦隊・ライダーと違って
フルセットを毎回ブッ壊しては作り、フッ飛ばしては組みなおす怪獣物が
(このご時勢もあり)どれだけ製作にテマヒマカネが掛かるのかを

その中でビルを並べたり山をつくったりしながら
横で目の当たりにした。


でも、また、新しいビル崩しが見たいからなあ。
できるなら、また、創りたいなあ。

今回は「原点回帰」のほうに
おもいっきりふって、次の新しい物へのはずみをつける、
それまでの欲求不満を込めに込めた怪獣映画だと思うのです。


 ←ガメートVS電人アロー!みうらじゅんさんのコラムの111回がゲハラ。

 ←田口監督インタビュー&海外映画祭情報





なんだかゲハラ盛り上がってますねー
ソフビも早くもバージョン違いの2弾が発売ですし(俺のところにまだ1弾届いてないけど)
CGに関しては使いどころってところに同感。
毎週TVでやるとしたらどうしてもクオリティを下げざるを得ない現状もありますし。
でもCGだとイマイチだからって使わなかったら一向に技術向上しないわけで難しいですよねその辺の加減…

デラ星人かっこいいですねー
ああいう非人間型の怪獣寄りな宇宙人って好きです。ヒッポリトとかプレッシャーとか。
[ 2009/10/04 23:53 ] [ 編集 ]

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